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「モンスターエナジー」ここへきてレッドブルを超す人気となったワケ

1/11(土) 9:01配信

現代ビジネス

エナジードリンク“2強”の時代に突入

 最近の国内エナジードリンク市場は、コカ・コーラが「コカ・コーラ エナジー」を販売するなど、大手飲料メーカーも積極的に参入。市場規模は2014年頃から大きく伸びており、リサーチ会社の調査によれば、2019年には450億円市場まで拡大しています。

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 この背景には、まず「レッドブル」の影響が大きいと言えます。

 発売当初、エナジードリンクをあえて「清涼飲料水」というカテゴリーでコンビニで販売。そして最近になるとどこでも手軽に入手できるようにしたことで、栄養ドリンク市場からエナジードリンク市場への乗り換えをスムーズに図ったと見られます。

 近年、続々と新しいエナジードリンクが販売されてきているのですが、正直、このレッドブルと詳しく後述する「モンスターエナジー」が強すぎるためか、1年も持てば良い方という感じで、早ければ半年で撤退していくという感じが否めません。

 実際、筆者はこれまでに100種類程のエナジードリンクをレビューしてきました。しかし、今現状で残っているものはその中のかごくわずかです。

 エナジードリンクの市場規模は確かに増加しています。しかしいま、“2強”のレッドブル、モンスターエナジーが強すぎて、他の新規参入を阻んでいるというのが筆者の印象です。

 モンスターエナジーが日本に上陸したのは2012年5月8日。その頃はまだモンスターエナジーの知名度は低く、「エナジードリンクと言えば、レッドブル」という様相でした。ところが今、モンスターエナジーの売り上げがレッドブルを上回り、こと日本国内では、かつての立場が逆転する状況となってきたようなのです。

集中的に若者を狙ったマーケティング

 なぜモンスターエナジーがレッドブルを超える存在となったのか。その理由を考えると、多様な戦略が上手くターゲット層にハマり、人気と売り上げを拡大していったのではないか、と筆者は考えています。

 その6つの要因について、説明していきたいと思います。

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(1)若者をターゲットにして、ブランド認知度を高める
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 まず、「疲れた」「元気になりたい」と思った人は今までは栄養ドリンクを選んでいたのですが、栄養ドリンクの“オヤジ臭さ”などを理由にして、“カッコいい”イメージのエナジードリンクへ切り替えていく人が増えていきました。

 この切り替えた人の多くは若い世代という事もあり、モンスターエナジーはこの若い世代をターゲットとして、色々なPR戦略を実施してきました。

若い方はSNSを日常的に利用しているので、シェアしやすい・シェアしたくなる戦略が多く、「SNSでのレビューを見て飲みたくなった人が、コンビニへ行ってすぐに飲む」という購買行動を促します、またSNSでシェアするという流れも、1つの知名度拡大に繋がっていると考えられます。

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(2)コストパフォーマンスが高い
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 容量と価格の面でもモンスターエナジーの人気が伺い知れます。レッドブルは250mlで275円、それに対してモンスターエナジーは355mlで200円と、シンプルにお得さが感じられます。

実際、若い方にモンスターエナジーを飲んでいる理由を聞くと「安くて量が多いから」という回答がもっとも多く、その次に「味が好きだから」という回答が続きます。モンスターエナジーはライバルであるレッドブルを上回るための戦略として、この量と価格設定を行ったと言われていますが、この策が功を奏したというわけです。

当時、アマゾンでレッドブルがケース売りでかなり安く販売されていたのですが、どこからか正規価格に戻されたタイミングがありました。その辺りから、モンスターエナジーを飲む人が増えたような気もします。

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最終更新:1/11(土) 11:20
現代ビジネス

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