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出張を最大限に活用する「ブレジャー」のすすめ

1/12(日) 8:00配信

Forbes JAPAN

仕事で出張する機会のある人なら、出張(ビジネス)と旅行(レジャー)を組み合わせた「ブレジャー」には賛同できるだろう。出張管理サービスを提供する企業ネクストラベル(NexTravel)を創業したウェンウェン・ラム最高経営責任者(CEO)は「出張は燃え尽きを防ぎ、生産性を向上させ、長期的な従業員の定着率にも影響するチームビルディング体験として考えなければならない」と語る。

長距離を移動して会議に参加し、終了後はトンボ返り、という出張はもはや過去のものだ。ラムは企業に対し、「ブレジャー」のような福利厚生を導入して、若い世代の従業員が会議室以外の場所への旅を楽しみ、リフレッシュする機会を得られ、いつもとは違った環境の中で同僚との親交を深められるようにすることを提唱している。

例えばネクストラベルでは、従業員同士が普段とは違った環境で過ごす時間を作るために、社員を仕事とは関係ない場所へ連れて行くブレジャーを実施している。社員は全員がエアビーアンドビーに数日間滞在し、いつものオフィスとは違った場所でクリエイティブな思考を発揮できる。その結果、「NexTravel Hire」というプロダクトが生まれ、同社の人気サービスのひとつになった。

ブレジャー人気が高まる理由

若い世代は休暇を取らず、健康的なワークライフバランスを維持できずに燃え尽き症候群になりやすいと言われている。優秀な人材はワークライフバランスを以前より重視するようになっており、各企業はそうした人材を採用・維持するためブレジャー導入を検討している。

ブレジャーは、さまざまな方法で福利厚生に採り入れることができる。

従業員に選択の自由を与える

これは、従業員に出張の期間を決めさせるといった簡単なことでもよい。週末にかけての出張(延長分の滞在費は自己負担)を希望すれば、出張期間の延長を許可する。また、自己負担で航空券の席のアップグレードも許可する。

宿泊施設も同じだ。滞在するホテルなどについても従業員が選択できる柔軟性を与えるべきだ。予算や社内規定の範囲内で従業員には選択の裁量を与える。ラムは「当社の予約サービスでも、ホテルだけでなくエアビーアンドビーやより“アットホーム”なオプションなど、よりフレキシブルな選択肢の需要が高まっている」と語る。

出張先を楽しむよう推奨する

出張先を体験できる機会があるとなれば、従業員も喜んで出張に出かけるようになるだろう。街を探索するための自由時間を設けたり、勤務外での食事代を数回分会社が負担したり、レクリエーションを手配したりと、会社側はさまざまな方法でインセンティブを与えられる。

ブレジャーの利点:従業員の満足度や生産性の向上

ラムによると、会社が福利厚生の一環としてブレジャーを導入すれば、従業員は会社が自分たちを気遣い、普段の仕事ぶりを認めてくれていると捉える傾向がある。また、従業員に自分の出張内容を調整する機会を与えることで、生産性が向上するだけでなく、出張がリラックスや充電の機会ともなるのだ。

Shelcy V. Joseph

最終更新:1/12(日) 8:00
Forbes JAPAN

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