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プログラミングを楽々習得する子の学びのコツ

1/12(日) 5:50配信

東洋経済オンライン

2020年4月からいよいよ小学校での「プログラミング教育」がスタートします。プログラミング教育は、なぜ必要で、どんな能力を求められるのか?  そして、わが子にプログラミング的思考を身に付けてもらうために、親として知っておくべきことは何か?  監修者の代表として関わった飛坐賢一氏の新刊『プログラミングをわが子に教えられるようになる本』より一部抜粋、再構成して紹介します。

■プログラミング教育の本当の意味

 「プログラミング教育」は、なぜ必要なのか? 

 この質問に対して、大きな誤解を持っている親御さんが多くいます。文部科学省(以下、文科省)も明言していますが、小さな子どもたちを対象としたプログラミング教育の本質は、プログラマーを量産することではありません。デジタル技術を身近なものとして捉えてもらうことにあります。なぜなら、AIやロボットと寄り添って暮らすことになる今の子どもたちにとって、デジタル技術は自分の目的を達成するときの強力な武器になるからです。

 その第一歩としてとにかく重要なことは、子どもが小さいうちにデジタル技術に対するアレルギーをなくすこと。アレルギーをなくす最善の手段は、子どもたちに「自分がコンピューターに指示を出す側に回る」という体験をしてもらうことです。

 「プログラムを書くとはどういうものか?」

 「コンピューターに指示を出すとはどういうことか?」

 文部科学省が先生向けに出した資料でも、このような経験をしてもらうことが目的であるとしています。文科省の言葉を使えば「プログラミング的論理思考を身に付けてもらうこと」ということになりますが、正直、プログラムを書いたことがない人には、さっぱり意味がわからない言葉でしょう。

 「プログラミング的論理思考」とは、平たく言えば「とことん考え抜く力」のこと。もう少し具体的に言うと、「的確な指示を出す力」ということになります。コンピューター自体に「判断能力(考える力)」はありません。コンピューターは別名「演算装置」と言われ、高速で計算をすることは得意ですが、与えられた命令を愚直に実行することしかできません。

 そのため、プログラミングをするときはどれだけ例外的なことであっても、「AのときはBをしてね」「CがDに変わったらEをしてね」と、あらゆる状況を想定して明確な指示を書いておかないといけないのです。「まあ、こんな感じでよろしく。細かいことは任せたよ」という曖昧な命令では通用しないのです。

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最終更新:1/12(日) 5:50
東洋経済オンライン

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