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ユーチューバー頼みのバラエティが増加中 タメ口キャラの「フワちゃん」がNo.1注目株

1/12(日) 11:03配信

デイリー新潮

ユーチューバーの起用は「経費削減」

 年末年始のテレビ出演は少なかったようだが、今、テレビ業界ではフワちゃん(26)に大きな注目が集まっているという。民放キー局でバラエティ番組の制作に携わるスタッフが解説する。

「東洋大学を卒業し、ワタナベコメディスクールに入学。事務所と対立するなどして解雇されたのですが、インスタのセンスなどが業界で注目され、周囲の勧めでユーチューバーとしてデビューすると人気を集めました。厳密な意味でのユーチューバーではありません。ユーチューブで知名度を上げた芸人というところでしょうか」

 どぎつい色のスポーツブラにミニスカートやホットパンツという格好で登場、奇矯なトーンでテンション高く喋りまくる動画に人気が集まっている。

 昨年11月10日に放送された「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系列・日曜・21時00分)に出演すると、松本人志(56)にタメ口で話しかけ、散々イジりまくるという“暴挙”に及んだが、その分、反響は大きかった。

 複数のテレビ局関係者が「今年、フワちゃんは、もっと売れる」と太鼓判を押すが、さらにユーチューバーのテレビ出演も増加するのは間違いないという。

「率直に言って、ユーチューバーはギャラが安くても出演してくれます。自分の宣伝になるからです。共演する芸能人も動画に力を入れている人が多いので、カメラの回っていない時はPVを稼げる動画作成のコツなどを教えてもらっています。現場の雰囲気も良くなるので、スタッフにとってはいいことずくめなんです」(同・バラエティ番組スタッフ)

 ただし、別のテレビ関係者は「ユーチューバーがテレビで跋扈するのは、“テレビの終わりの始まり”だと思います」と自嘲する。

「本当に面白い芸人は、テレビに出る必要はありません。宣伝が必要なユーチューバーというのも、微妙な存在でしょう。今、テレビ局は、金もなければネタもありません。自分たちでゼロから番組を創る余裕もない。ユーチューバーに頼らざるを得ないというのが現状で、寂しい限りですよ」

 冒頭で紹介したフォーブス誌の記事に、次のような一節がある。記事を執筆した同誌のマデリーン・バーグ記者がユーチューブで人気を呼ぶ動画について痛烈に指摘した部分だ。

《ユーチューブには高尚なコンテンツも投稿されているが、そうした動画は高収入につながらない。今年のランキングでは、マインクラフトやフォートナイトといった人気ゲームのプレー動画を投稿するゲーマー5人が上位10位内に入った。2位のデュード・パーフェクトは30代の5人組が大人向けのおもちゃで遊ぶ動画を投稿。4位のレット&リンクは食べ物の試食動画などを投稿している》

 民放キー局の番組が「高尚」である必要はないかもしれないが、あまりに低レベルでは視聴者も失望してしまう。ユーチューブのレベルに番組が引っ張られてしまうようなことが起きれば、今年のテレビ界に期待を持つことは難しそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月12日 掲載

新潮社

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最終更新:1/12(日) 11:03
デイリー新潮

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