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『絶対零度』滑り出し好調でも「月9」“高齢化路線”は時代遅れ

1/13(月) 8:03配信

FRIDAY

「初回10.6%で好調」「“月9”7期連続二桁発進」



2020年冬クールの月9『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』は、このように順調な滑り出しと評価されている。

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しかし性年齢別の個人視聴率でみると、まったく別の見方が可能だ。実は18年夏放送の『絶対零度3』と比べると今回のSeason4は、視聴者のバランスがより高齢化し、若年層比率がへっているからだ。



何故こんなことが起こっているのか、掘り下げてみた。

◆月9復活は『絶対零度』から

沢村一樹が主演する『絶対零度3』は、18年夏に放送された。

実はこれ以降、フジの月9は復活したとされている。

月9は栄光の時代から後に下落の一途となり、そして18年から少し盛り返した。そのきっかけが『絶対零度3』だったのである。

そもそも月9は、一世を風靡したトレンディドラマの代表的なドラマ枠。平成のテレビを象徴する大ヒット番組だった。

しかし2000年代に徐々に視聴率を落とし、09年以降は15%未満が当たり前、さらに16年から3年間は一桁と低迷した。

ところが18年夏の『絶対零度3』以降、二桁を回復するようになった。

遠藤龍之介社長が19年6月に就任した際に、「大きな喜び」と嬉しそうに語った通り、二桁を維持する月9は、長期低落傾向にあったフジにあって、久々の明るい話題だったのである。

◆世帯視聴率から個人視聴率へ

ところが遠藤社長が1月6日に行った新年の挨拶では、明らかにトーンが変わっていた。

「視聴率の新しい価値基準」

今年すべきことの筆頭として、この言葉を社長は挙げた。

「世帯視聴率という指標が高齢層の視聴を象徴するもの」になりつつあると説明。「スポンサーも細かいデータを要求する」ようになってきたと明言したのである。

実はテレビ局のスポット広告は、19年からリーマンショック以来の激減に見舞われている。

19年度第1四半期は、キー5局合計が4.3%減。第2四半期は6.7%減に拡大した。さらに第3四半期は、まだ確定していないが二桁減の可能性が高い。壊滅的な状況だ。世帯視聴率の多寡を広告主が評価せず、「個人視聴率」や「視聴者の属性」を重視し始めたのが一因だ。

つまり皮肉なことに月9は、何とか視聴率二桁を取り戻したのに、梯子を外されたかの如く、成功の瞬間に評価基準が変わってしまっていたのである。

◆視聴率挽回までの月9

まず視聴率二桁挽回のプロセスを確認しておこう。

この5年あまりを振り返えると、17年夏の山下智久主演『コード・ブルー3』を例外に、月9は3期にわかれる。

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最終更新:1/14(火) 11:54
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