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「自分だけが頼りだった」幾多の試練を乗り越え、ネッツの“ヒーロー”となったスペンサー・ディンウィディー

1/13(月) 16:00配信

THE DIGEST

 ブルックリン・ネッツは2019年夏の移籍市場で、スーパースターのケビン・デュラントとカイリー・アービングを同時に獲得する大型補強を敢行した。机上では強力な陣容が完成したが、右足アキレス腱断裂のデュラントのシーズン全休は織り込み済みとはいえ、右肩を痛めたアービングの離脱が2か月に及んだ(現地1月12日のアトランタ・ホークス戦で復帰)のは想定外だった。そのなかで、なんとかチームをプレーオフ圏内に踏みとどまらせる原動力になっているのが、NBA6年目のスペンサー・ディンウィディーだ。

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 アービングが欠場した11月16日のシカゴ・ブルズ戦以降、全試合に先発して平均24.8点、3.5リバウンド、7.2アシストとオールスター級の活躍を見せている26歳のディンウィディーだが、決してエリートではなく、紆余曲折の連続を乗り越えてきた苦労人だ。

 主力として活躍したコロラド大3年時の2014年1月12日、ワシントン大との一戦で左ヒザ前十字靱帯を断裂。手術を受け、残りのシーズン全休を余儀なくされた。敢えてエントリーした同年のドラフトでは、2巡目38位指名(デトロイト・ピストンズ)に甘んじる結果となった。
 
 ルーキーシーズンもヒザの故障と2度のGリーグ(当時はDリーグ)行きが重なり、34試合の出場止まり。2年目はさらに浮き沈みが激しく、3度に渡ってGリーグでプレーし、わずか12試合の出場に終わった。2016年6月にシカゴ・ブルズへトレードされると、翌月には解雇。シーズン前にキャンプ要員としてブルズと再契約するも、開幕ロースターに残れず、Gリーグのウィンディシティ・ブルズに所属した。

 この年、同リーグで平均19.4点、8.1アシスト、2.22スティールと好成績を残し、現在所属するネッツとの3年契約を勝ち獲ることになるが、ディンウィディーはGリーグ時代をこのように述懐する。

「僕は二つの形でGリーグを経験している。ひとつはアサインメント(自由割り当て)、もうひとつはブルズをカットされてGリーグと直接契約してね。明らかにその二つは状況が異なる。アサインメントの場合、そこではNBAプレーヤーのように扱われる。Gリーグと契約した場合は実際に(Gリーグプレーヤーとして)そこにいる。タフだったよ」

 2016-17シーズンに平均7.3点、17-18シーズンは58試合で先発起用されて平均12.6点をあげると、2018年12月には3年総額3400万ドル(約37億2000万円)で契約延長。最低保証での3年契約から大きなステップアップを果たした。
 

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最終更新:1/13(月) 16:01
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