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エジプトの王が遺した巨大岩石建造物

1/13(月) 12:32配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

「2020年に行きたい世界の旅先25」第8回

ナショナル ジオグラフィックの編集者とエクスプローラーたちが、2020年に行くべき最も心躍る行き先を25カ所選んだ。今年も注目の旅行先リストを発表するため、私たちは17カ国に及ぶナショナル ジオグラフィック トラベラーの編集チーム、そして世界を飛び回っている専門家たちから意見を募った。2020年にぜひ行きたい、持続可能な旅先を紹介する。

ギャラリー:2020年に行きたい世界の旅先25

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行くべき理由:ラムセス2世との個人的な謁見を楽しもう。

知っておきたいこと:エジプトへの観光は、2011年の 「アラブの春」 革命後の急激な落ち込みから回復しつつある。


 エジプト南部のスーダンとの国境近くにあるアブシンベル神殿は、旅のゴールに行き着いた気分を味わえる。3200年前に崖を彫って造られたアブシンベル神殿は、古代エジプトの王、ラムセス2世(紀元前1303年頃~紀元前1213年頃)の命令で建造された。この巨大な神殿は考古学上の宝であり、工学の粋を集めた偉業でもある。

 アブシンベル神殿は千年にわたり砂に埋もれていたが、1813年に考古学者によって発掘。1960年代にナイル川のアスワン・ハイ・ダムの建設計画が持ち上がったことで水没の危機に陥るが、ユネスコによって歴史的な移転プロジェクトが行われ、難を逃れたのである。

 巨大なラムセス2世像4体に守られた高さ30メートルの大神殿の入り口をくぐり、薄暗い部屋から別の部屋へと進む。3000年以上前に壁に彫られたラムセス2世とその最愛の女王ネフェルタリの像が現れたら畏敬の念を持って向き合おう。ゆっくりどうぞ、絶好のチャンスなのだから。

おすすめの時期:2月~3月

楽しみ方:アブシンベル観光には、ナイル川クルーズの一環で行くと良い。ナイル川クルーズのツアー会社には、ナショナル ジオグラフィック・エクスペディションズ、オベロイ、アバクロンビー&ケントなどがある。

文=ゼーン・ヘンリー(ナショナル ジオグラフィック トラベラー、英国版プロジェクト担当編集者)/訳=牧野建志

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