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【義家族との間】夫の赴任先についていった義母。そのとき夫婦関係は破綻した

1/13(月) 9:01配信

サライ.jp

取材・文/ふじのあやこ

家族の中には、血縁のない『義(理の)家族』という間柄がある。結婚相手の親族関係を指すことが一般的だが、離婚件数が増える現在では、親の再婚相手や、再婚相手の連れ子など、家族の関係は複雑化している。血のつながりがないからこそ生じる問題、そして新たに生まれるものも存在する。義家族との関係を実際に持つようになった当事者にインタビューして、その時に感じた率直な思いを語ってもらう。

母親を助けるため、祖母の介護を理由に単身赴任についていかなかった

今回お話を伺った、由奈さん(仮名・39歳)は、32歳の時に結婚。現在は子ども1人と大阪府内で生活をしており、夫は東北地方へ単身赴任中で別々の生活を送っています。しかし、ただの別居状態ではなく、夫は義母と同居中。単身赴任先についていった義母の影響もあり、夫婦生活は破綻していると言います。

「私は今は実家に暮らしていて、数年前まで祖母の介護もあってどうしても夫の単身赴任先へ付いていくことができませんでした。そんな私の姿を見た義母が私に代わって夫についていき、夫もそれを反対しなかったんです。夫の家族は義母だけで、絆がより強かったこともあったとは思いますが……」

由奈さんは大阪府内の郊外出身で、両親と4歳上に兄のいる4人家族。体の弱かった母親に代わって昔から家事をすることが多かったそう。亭主関白な家庭で育ったこともあり、父親、兄はまったく役に立たなかったと振り返ります。

「母親は私が高校生の時に糖尿病になり、足が少し悪くなりました。元々運動を嫌うような人でふくよかなところもダメだったんだと思います。私は小さい頃から母親の家事を手伝っていて、気づいたら一通りのことはできるようになっていましたね。

育った家には亭主関白な父親に、男の子が偉いと言われ続けてそれを鵜呑みにしていた兄がいて、家事はどんな時も一切手伝ってくれませんでした。私も父親の周りを甲斐甲斐しく働く母親の姿をずっと見ていたので、男の人はこういうものだという先入観を持っていましたから。だから、女性にどこまでも優しい夫の姿に惹かれてしまったんだと思います」

夫と出会ったのは31歳のとき。その時由奈さんは一度就職した会社を辞め、近所のスーパーでアルバイトをしていました。退職理由は祖母の介護。母親を助けたい一心だったと言います。

「同居していたのは母方の祖母で、母親には兄が1人いるんですが祖母と折り合いが悪くて、体を悪くしてからはずっと私の家で同居をしていました。その時には父親は九州へ単身赴任をしていて、詳しくは知らないけれど祖母のこともあって母親は九州への同行を拒否したようです。自分の母親の側にいたかったんでしょう。そんな母親の姿を見て、私もできる限りのことはしたいと思いました。

でも、やっぱりそんな毎日が続くとストレスもたまるわけで……。地元の友人が気晴らしに誘ってくれた飲み会で、夫に出会いました」

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最終更新:1/13(月) 13:10
サライ.jp

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