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チョコに「醤油」!? キッコーマン、東京オリンピックで「世界70億人」に発信

1/13(月) 8:11配信

NIKKEI STYLE

■食文化融合する ライブキッチン

――18年11月に東京・有楽町で、シェフがライブで腕を競い合うレストランをオープンしました。キッコーマンがやるのは意外でした。

「五輪・パラリンピックのスポンサーになったのがきっかけです。私どもは海外100カ国以上でしょうゆを売ってきました。日本の食文化を紹介し、その国・地域の食文化と融合させることで新しい食文化を生み出すという考え方です。そこで五輪・パラリンピックに合わせて、まさに食文化の国際交流を日本のライブキッチンでやってみようと」

「料理人のみなさんも結構手を挙げてもらって。スタート時には和洋中の巨匠に集まってもらいました。彼らもクリエーティブな場として、自分の店ではやらないことをやります。和の人からすると、自分の料理をフレンチ風にアレンジするとどうなるかとか」

――五輪で発信するのは食文化の融合ですか。

「そうです。キッコーマンというブランドと、しょうゆをベースにした日本の食文化と世界各地の食文化の融合です」

――キッコーマンしょうゆをグローバルスタンダードにする目標は達成しつつあるのでは?

「いや、まだまだ全然ですよ。だって地球人口は70億人で、日常的にしょうゆを使っているのはほんの2億~3億人。グローバルスタンダードとは、塩こしょうと同じように家庭に必ずおいてあるということです」

――70億人に使ってもらうと?

「そうそう。夢はでかく。70億人は言いすぎだけど、海外では少なくとも北米並みの1人当たりの消費量がヨーロッパでもアジアでも南米でもその先にはアフリカでも、という形にしたい。実はアジアは逆に難しいんです。しょうゆに似た調味料が昔からある。魚しょうも中国しょうゆもある。こう食べるとおいしいねというレシピを提案したり一緒に作ったり、非常に手間暇がかかるがチャレンジしないといけない」

「調理人は我々の想像を超えるような使い方をします。この間びっくりしたんですが、欧州のミシュランの星がつくシェフがデザートのチョコレートにしょうゆを使うんです。これが幅が出て絶妙に面白い味になる」

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最終更新:1/13(月) 9:07
NIKKEI STYLE

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