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話を聞かない・全否定・手伝わない、“イラつかせ夫”を使える夫に育てる5つの方法

1/13(月) 16:00配信

週刊女性PRIME

妻(人間)を道具だと思っている男性脳

3.妻がどんなに忙しくても、まったく手伝おうとしない

 例えば妻が鍋を持ってウロウロしていたら、「ああ鍋敷きを出してあげよう」と夫は思えないのです。それは意地悪ではなく、男女の動きの違いからきています。あるスポーツトレーナーによれば、男女は鎖骨を使った動作の仕方に違いがあり、女性の滑らかな動きは、鋭角的な動きの男性には認知しにくいのです。

 つまり「気がきかない」のではなく、風景のように見えているのです。さらに女性は、子育てが始まると毎日が戦場。戦友である夫には、あうんの呼吸で動いてほしいので、より一層腹が立つというわけです。

→ポジティブキャンペーンをする

 妻が具体的に何をしているかを認識してもらいましょう。例えば、1日のスケジュールを楽しげに伝えます。「まず布団を干して、洗濯をして、その間に子どもの宿題をみて、夕飯を考えて……」というように。

 そして、「その間にちょっと犬の散歩をしてくれたらうれしいな」とお願いをしてみてください。20個のタスクのうちの1個なら「やってもいいか」と思ってくれるはず。また「こういうときはこうして」とはっきり伝えること。夫は10なら10教えないとダメ。どうしてもしてほしいことは、ルール化して身につけさせて。

4.「お茶!」と単語で命令して、常に偉そう

「お茶、新聞!」とまるで何様!? と思うシーン。これも男性脳のしわざ。男性脳は、車や道具を自身の一部のように扱う感覚、“身体拡張感覚”が強く、妻を自分の手下のように扱うのは、この感覚のなせるワザ。

 できる妻であればあるほど、「優秀な道具」と思い込んでしまいます。妻は自分の身体の一部なので、褒めないし、お礼も言わない。そのかわり、妻に先立たれると、身体の一部を失ったショックで弱ってしまう夫が多かったりします。実は妻への絶大なる信頼の証でもあるのです。

→ユーモアで返しつつ、単語だけを許さないように

「お茶」と言われたら「私も♪」と無邪気に言ってみるのは一手。または「あなたのいれたお茶も飲んでみたいわ。男の手でいれたお茶のほうがおいしいんだそうよ」と甘えてみるなど、ユーモアでやんわり返してみて。

 熟年夫婦なら聞こえないふりをして、「耳が遠くなったのかな。私ももうダメね」と落ち込んでみせると、「優秀な道具」感が薄れて、感謝やねぎらいの気持ちが起きてくるかもしれません。とにかく単語だけの呼びかけを許してはだめ。「お茶だけじゃわからないわ~」と言って、気長に教育を。

5.結婚10年目の記念日もスルーで何のサプライズもない

「さすがに節目だし、何かあるでしょ」と期待したのに、何事もなくスルーされるとがっかりしますよね。これも気がきかないというよりは、男性は「定番」が心地いいという特徴があるから。

 古代より狩りを担当してきた男性脳は、外では緊張を強いられています。そのため家では安心をより求め、変化を嫌いがち。男性にとっては「毎日決まった時間に家に帰る」とか「毎月給料を入れる」という定番の繰り返しが、何よりの愛の証拠なのです。

 とはいえ妻にとっては、日々の繰り返しは当たり前のことなので、愛の証にはなりません。「非定番」で何を足せるかが、愛の証と思いがちなのです。

→無邪気に楽しむ姿を見せて

 記念日というのは、女性にとっては過去の出来事を振り返る棚卸しのような日ですが、男性にとってはただの通過点。そもそも脳が認知する重みが違います。なので、何かを期待するなら声に出すしかありません。

 このとき注意したいのが、「結婚10年目のプレゼントが欲しい」だけでは、男性はとかくハズしがちということ。欲しくないものをもらうくらいなら、明確に「どこのブランドの何というアクセサリー」とはっきり伝えましょう。このとき、無邪気にかわいらしくお願いするモードを忘れないで。

(取材・文/樫野早苗)

教えてくれたのは黒川伊保子(くろかわいほこ)さん
1959年生まれ。人工知能研究者。脳科学コメンテーター。感性アナリスト。随筆家。30年以上にわたり、AI(人工知能)開発に携わり、脳と言葉の研究を極める。話題の近著『夫のトリセツ』のほか、著書多数

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最終更新:1/13(月) 16:00
週刊女性PRIME

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