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交通事故死よりも多い「ヒートショック」の恐怖

1/13(月) 5:20配信

東洋経済オンライン

 本格的な冬の訪れで気をつけたいのが、「ヒートショック」だ。ヒートショックは、急激な寒暖差で血圧が乱高下することによって、さまざまな健康被害を引き起こすもの。血圧の変動は心臓に負担をかけるので、心筋梗塞や脳卒中につながりかねない。

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 ヒートショックでとくにリスクが高いのは、冬の入浴時だ。暖房をしていない脱衣所や浴室は室温が低く、そこで衣服を脱いで全身を露出すると、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がる。温かい湯船につかると今度は血管が拡張して、急上昇した血圧が一気に下がり、失神を起こして浴槽で溺れて亡くなるということが多く発生する。

 東京都健康長寿医療センター研究所では、「2011年の1年間で約1万7000人がヒートショックに関連した入浴中の急死と推計され、その死亡者数は交通事故による死亡者数(4611人)をはるかに上回る」と報告している。

■あなたはヒートショック予備軍? 

 さて、リンナイが「ヒートショック危険度 簡易チェックシート」(入浴科学者・早坂信哉氏監修)を提供しているので、挑戦してほしい。

■ヒートショック危険度 簡易チェックシート

□メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことがある
□自宅の浴室に暖房設備がない
□自宅の脱衣室に暖房設備がない
□1番風呂に入ることが多いほうだ
□42度以上の熱い風呂が大好きだ
□飲酒後に入浴することがある
□浴槽に入る前のかけ湯をしない、または簡単にすませる
□シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける
□入浴前に水やお茶など水分をとらない
□一人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る

 チェック数が5個以上あると「ヒートショック予備軍」だという。あなたは、どうだっただろうか? 

 では、入浴中のヒートショックを防ぐために、どのような点に注意したらよいのだろうか。全国健康保険協会では、「入浴方法の注意点」を紹介している。

(1)入浴前に脱衣場と浴室を暖かくしておく
(2)湯船につかる前に、シャワーやかけ湯で体を徐々に温める
(3)湯船の温度はぬるめ(41度以下)とし、長湯を避ける(目安は10分以内)

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最終更新:1/13(月) 5:20
東洋経済オンライン

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