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親の介護のカウントダウンが聞こえる50代 「要介護認定」の申請くらいは知っておくべし

1/13(月) 6:40配信

デイリー新潮

 50代ともなると自分の老後も心配だが、親の介護もすぐそばに迫ってきたという実感が増してくる。いざというときに何から手をつければいいのか? 「親の介護が心配だが、何も対策していない」という50代の男性に対し、創立17年のお金の学校「ファイナンシャルアカデミー」(https://www.f-academy.jp/))の講師・山本麗子先生が定年前後の生活設計方法をわかりやすく指南する。

介護の平均期間は4年7カ月、月々の介護費用平均は7.8万円

読者代表:吉田正史さん(仮名・53歳)
新卒で入った中小企業で営業として勤続31年。高校生の長女と中学生の長男を育てる2児の父だ。年収は650万円で、マイホームは35歳の時に35年ローンで購入したが、目下の不安は退職後のお金のやりくり。田舎の両親は健在・親と財産に関しての話はしたことがない。兄がひとりいる。

吉田さん:あけましておめでとうございます。永遠の53歳の吉田です。

山本先生:今年も、よろしくお願い申し上げます。どんなお正月をお過ごしですか? 

吉田さん:年末の大掃除で田舎の母がうっかり転びまして。手首あたりを骨折したんです。ちょっと早めに帰省して見舞いに行ってきました。

山本先生:年の瀬に大変でしたね。

吉田さん:不自由ではあるものの元気そうなんですが…。これからが心配になってきました。

山本先生:骨折などを機に急に老け込んだり寝たきりになってしまう方もいますよね。

吉田さん:そろそろ介護のことも考えておかないとと、兄貴も言ってます。介護費用ってどのくらいかかるんでしょうか。

山本先生:そうですね…、どのくらいの期間、どのような介護をすることになるか人によるので、一概に言いにくいですね。

吉田さん:介護って長そうですよね。

山本先生:生命保険文化センターの「2018年度生命保険に関する全国実態調査」によると、介護期間は平均4年7カ月です。4年以上介護した割合も4割を超えています。介護は一度始まると、4年以上にわたる長い期間続くといえるかもしれませんね。

吉田さん:4年以上……。仕事もあるし親の介護にかかりきりは難しいですね…。どのくらいのお金があれば十分なサービスを受けられるのか知りたいです。

山本先生:「2018年度生命保険に関する全国実態調査」の調査では、介護費用の平均も出しています。介護費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)は、住宅改修や介護用ベッドの購入などの一時的な費用の合計が平均 69万円となり、月々かかってくる費用は平均7.8万円となっています。介護一時費用について、「かかった費用はない」(15・8%)、「15万円未満」(19・0%)が多い一方、「200万円以上」(6・1%)もあります。

吉田さん:月々7.8万円は年金でまかなうと結構苦しそうだな…。

山本先生:だからこそ、親の貯蓄を確認しておく必要があるんですよね。

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最終更新:1/13(月) 6:40
デイリー新潮

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