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【ヒットの法則113】優雅なスタイルのプジョー407クーペはセダン/SWとは別格の存在だった

1/14(火) 18:30配信

Webモーターマガジン

トルクフルで骨太感のあるディーゼルエンジンに好感

2005年9月、プジョー407に待望のクーペが登場している。歴代プジョーのクーペモデルはどれも名車と言われ人気を集めているが、407クーペはどのように受け入れられたのか、スペイン・グラナダで行われた国際試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2005年12月号より)

【写真】リアビューやインパネ、シートなどを見る(全8枚)

407クーペは、404、405、406と続くプジョー伝統のクーペモデルの最新作。先代406クーペは406セダン/ブレイクとは異なるデザインテイストを身にまとっていたが、新型407クーペではシリーズの流れを汲むものとなったのが特徴だ。407セダン/SWと同様なデザインというより、この407クーペのデザインが先に決定し、これをモチーフに407セダン/SWが開発されたとも言われている。

クーペモデルが特別な存在であることに変わりはない。単なるクーペバージョンではなく、407シリーズの中にあって、407クーペは別格として君臨する。407セダン/SWと407クーペを仔細に比べてみると、フロント部など同様に見えるが実は全くの別設計であり、躍動感や洗練さが際立っているのがわかる。

メカニズム的に見ても、基本構造は407シリーズと共通ながら、専用に大きく手が加えられている。エンジンは3L V6(210ps)と2.2L直4(160ps)、2.7L V6ディーゼル(205ps)の3種。1.8L/1.6L直4ユニット、2L/1.6L直4ディーゼルユニットの設定はない。

組み合わされるトランスミッションはすべて6速。2.2L直4はマニュアル、2.7L V6ディーゼルはオートマチック、3L V6にはその両方が設定されている。エンジン出力特性にあわせギア比がセットされているのは言うまでもない。

室内のトリムレベルは、スポーツ、スポーツライン、グリフの3種類が用意されるが、4つの独立した特別なシート、本物のアルミを使った細部、ダッシュボードの特殊仕上げ、ハンドステッチによるレザートリムなど、明らかにセダンとの差別化が図られている。さらに、オプションで特別な仕様も用意されている。

スペシャルなクーペモデルということもあって、走りも洗練されたものになっている。まず大きな違いはボディ剛性。プジョーの資料によれば、ねじれ剛性は0.71mrdまで高められているという。これはプジョー史上最高のねじれ剛性ということで、高い組み立て精度とあいまって、サスペンションの動きがより正確なものとなっている。

また、トレッドはセダンよりもフロントが19mm、リアは実に46mmも拡大され(いずれも3L V6のセダン/SW比)、初期のロールを抑えるアンチロールバーも0.5mm太いものに変えるなど、細かなセッティング変更も行われている。コイルスプリングも専用のものとなり、車高が44mm下がり安定感が出ている。

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最終更新:1/14(火) 18:30
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