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家賃滞納者は逃亡、部屋には正体不明の男…怒涛の完全決着は?

1/14(火) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

不動産投資において、最大のリスクは「空室」ではなく「家賃滞納」であるといっても過言ではありません。本記事では、株式会社CFネッツ代表取締役兼CFネッツグループ最高責任者・倉橋隆行氏監修の書籍『賃貸トラブル解決のプロと弁護士がこっそり教える賃貸トラブル解決の手続と方法』(プラチナ出版)より一部を抜粋・編集し、実例とともに「賃貸トラブル」の予防策や解決法を具体的に解説します。

連帯保証人は有名都市銀行の系列会社勤務だが…

物件

東京都港区ワンルームマンション15平方メートル

平成19年契約開始

借主Y 20代男性

連帯保証人H 50代男性=借主の父親

前回と同じく、長期家賃滞納の結果、建物明渡請求の民事訴訟を提起して、建物明渡の強制執行で解決するパターンですが、その間に占有移転禁止の仮処分という法的手続を行っています(関連記事『 家賃滞納70代独居老人を「強制執行」で追い出そうとしたが… 』参照。

今回の借主Yは、平成24年、東京都港区に所在するワンルームマンションの賃貸借契約を当社との間で締結しました。連帯保証人Hは借主Yの父親です。借主Yは、民間企業に勤める20代後半の男性で、連帯保証人Hは大手企業に長年勤めています。賃貸借契約締結前の入居審査の段階では、借主Yと連帯保証人Hの双方ともに、何の問題も見当たらない内容でしたが、契約締結後すぐ家賃の滞納が発生しました。

私が借主Yへ、滞納家賃の請求のために電話をすると借主Yは支払い、またその翌月も、家賃滞納が発生すると、私が借主Yへ電話して借主Yが支払う、というようなことを数ヵ月間、繰り返していましたが、そのうち私が借主Yへ滞納家賃を請求しても、借主Yは電話に応答せず支払わない、連帯保証人Hへ請求しても支払わないという状況になりました。

連帯保証人Hの内容ですが、年齢は50代で、有名な都市銀行の系列会社に30年以上勤務しており、東京西部に自宅として戸建てを所有しています。通常、こういう内容の連帯保証人は、こちらが滞納家賃を請求しますと、恐縮しながら支払うか、もしくは嫌々ながら支払ったりするのですが、この連帯保証人Hは、全く支払う様子を見せません。

借主Yと連帯保証人Hへ、電話と手紙で繰り返し滞納家賃を請求しても支払わない状況が続きましたので、私が建物を訪問し、呼び鈴を鳴らすと、まだ20代と思われる髪を茶色に染めた色黒の男性が応対してきます。

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最終更新:1/14(火) 9:00
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