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「親が支払いしてる」「つまりクソ野郎」ドコモ侮辱メモでわかったケータイショップ“悲惨な接客現場”

1/14(火) 19:21配信

文春オンライン

 ドコモショップ市川インター店において、店員が客に対して侮辱的な応対をしていたことがSNSで拡散されて話題となり、1月10日にはNTTドコモが正式に謝罪コメントを発表する事態となった。

【Twitter】拡散された「つまりクソ野郎」などと書かれたメモ

 接客中のメモに「親が支払いしてるから、お金に無トンチャク」「つまりクソ野郎」という言葉が記載され、そのメモが客の手に渡ってしまったというのだ。

 確かに侮辱的な接客であるし、ドコモショップ市川インター店は許されるべきではない。今後、業界をあげて、このような騒動が再発しないように祈るばかりだ。

 全国に数千店舗、キャリアショップが存在するが、ほとんどのショップの店員さんは真面目に働いている。しかし、今回の騒動により、キャリアショップ全体のイメージが失墜してしまうのはとても残念なことだ。

経営危機にさらされるキャリアショップ

 実は全国津々浦々にあるキャリアショップは、厳密にいうとNTTドコモやauブランドを掲げるKDDI、ソフトバンクが経営しているものではない。ごく一部だけ、キャリアの直営店やキャリアの関連会社が運営している店舗はあるものの、大半は代理店が運営しているものになる。

 都心部など大規模なところであれば、商社や端末メーカーだった企業の関連会社などが運営している。地方ともなれば、地元でガソリンスタンドやファミレスなどを経営している会社がキャリアショップを運営しているというところもある。つまり、NTTドコモやau、ソフトバンクの看板を掲げてはいるものの、大半は「別会社」なのだ。今回の騒動を起こしたドコモショップ市川インター店も代理店で兼松コミュニケーションズという会社が運営している。

 そんなキャリアショップはいま、どこも経営危機にさらされている。

 総務省による端末の割引規制により、とにかくスマホが売れなくなっている。かつては「実質0円」や「一括1円」といった割引施策によって、スマホを手軽に買えていたが、いまでは総務省から割引に対して規制が入ってしまったため、上限2万円しか割引ができない。

 結果として、ユーザーがキャリアショップから遠のき、キャリアショップとしては経営が立ち行かなくなっているのだ。

 もうひとつ、キャリアショップの経営が厳しさを増しているのが「人手不足」だ。とにかく、キャリアショップの店員になろうという人がいないのだ。

 実際、キャリアショップの店員は、相当ハードな接客業と言われている。店頭では、クレーム客から罵倒されるケースも少なくないという。むしろ、日頃から侮辱されているのはキャリアショップの店員だったりする。実際に筆者も、キャリアショップで料金の支払いや修理対応で店員を罵倒している中年男性を見かけることがある。

 また、キャリアが提供する新サービスや新料金プランなどは、頻繁に追加されたり変更されることがある。それらをしっかりと勉強し、頭の中に叩き込み、わかりやすく接客するというのは本当に骨の折れることだ。

 いまではスマホの機種変更をすれば、対応時間が2時間近くなることもある。長時間、同じ客に対してわかり易く丁寧な接客を心がけようと思えば、精神的にも体力的にもつらい仕事となる。

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最終更新:1/16(木) 12:39
文春オンライン

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