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韓国人コメンテーター・金慶珠が激白「私って嫌われ者でしょうか?」

1/14(火) 10:01配信

現代ビジネス

日韓問題に揺れる中で

 韓国人コメンテーターとしてテレビのワイドショーや討論番組に出演している金慶珠さん。彼女は一方で東海大学教養学部国際学科教授の学者でもある。テレビでは、韓国の事情について詳しく解説する金さんだが、どうもヒール(悪役)的な存在に思われることが多いように思える。

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 いったい素顔はどんな人物なのか。直撃インタビューを試みた。

 「自分がヒール役だとはまったく気づいてなかったですね(笑)。普段の私は可愛げがあり、突っ込みがいのある女性と言われますよ。むしろ周りもそういう印象なのかと思っていましたが、バトル系の番組でヒールな感じで扱われるのはなんともショックなんです。私はお茶目で『乙女』なんですよ」

 開口一番、金さんの口をついて出てきたのはそんな言葉だった。

 「おそらく『TVタックル』に出演するようになったあたりでしょうね。私にそんなイメージがついたのは」

 政治を題材にした討論バラエティ番組『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)は、ビートたけしが司会を務める長寿番組である。金さんは、2007年頃からたびたび出演するようになっていた。

 「その当時って、韓流ブームが終わり、竹島問題が注目され、『嫌韓論』が一気に吹き出した頃でした。韓国は面白くて好き、でもやっぱり嫌い、という人たちがいるような葛藤の時代だった気がしています。そこに私がちょうどメディアに出はじめてきたんですね。私としては、大学で学者としての仕事をスタートし始めた頃で、とにかく韓国についての情報発信したいという思いが強かったんです」

気がついたら「野獣」に

 当番組では、金さんとゲスト出演者との白熱した議論がたびたび話題になった。

 「私にしてみれば、とにかく自分でしか発言できないことを説明していただけ。そもそも私はヒールだからヒール役で出演したんじゃなくて、テレビという構図の中で、善玉、悪玉の役割が必要で、彼ら(制作側)が思う悪玉にたまたま私がハマったのだと思います」

 金さんは、そうしたメディア構造を、人間と野獣が戦う古代ローマの円形闘技場コロッセウムに例えた。

 「私は、自分はソルジャーだと思って一所懸命頑張っていたのに、気がついたら野獣にさせられていたんですね(笑)」

 大衆は観客席から「殺せ殺せ」と大声をあげる。

 「とすると、野獣としての戦いぶりがあるだろうと思った。それを誰かがちゃんと見てくれたら、真実が伝わるかもしれない。だから、私に信念があるかどうかが、単なるイロモノで扱われるかの分かれ道なんですね。嫌われ者、ヒール役と言われても、それでも動揺せずに済んだのは、私には悪意がなかったから。悪玉と言われても、自分の利益のためにやっていることではなかったからだと思います。

 そもそも私がテレビに出る理由は、情報発信ですからね。好きか嫌いかとか正しいか正しくないかを決めるのは私の役割ではない。『実はこうなんです』ということを私にしか見えない何かを伝えていく、というのが私の役目だと思うからなんです」

 それでも悔しいと思うこともあった。

 「一所懸命やればやるほど悪玉になっていく、という矛盾もありました。一所懸命なぶん叩かれる。すると『よし、今度こそ』という強い思いも出てくる。そういう空回りの時代もずいぶんありました。

 だったら、私に与えられる舞台が悪玉なら、それはそれでこなすしかない。私としては、修行のつもりで出てましたね。おかげさまでずいぶん叩かれ強くなりましたけどね(笑)」

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最終更新:1/14(火) 12:25
現代ビジネス

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