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「血」「血管」と「見た目」の関係 医師に聞く

1/14(火) 10:31配信

日経ARIA

いつまでも若く見られたいと誰もが思うもの。若く見えるためにはいろいろな要素があるが、最近、「血管」をはじめ、「血液」や「血流」と見た目との相関が明らかになり、内側からのケアを重視する専門家が増えている。「血」と見た目の関係を探った。

【関連画像】クマが目立つ人と、クマの目立たない人の、目のまわりの血液量を調査した。クマが目立つ人のほう(青色)が、目立たない人(赤色)よりも滞留した血液の量が多く、クマの部分とそのまわりとの肌の明るさ、色の差も大きかった(データ:J.Soc.Cosmet.Chem.Jpn.;34(2),152-159,2000)

 「見た目」と「血」は、関係が深い。貧血で血が薄くなると顔色は青白くなり、肌はくすみ、髪がパサつく。また血流が悪く目の下に血が滞ればクマの原因になる。それは、「肌をはじめ体のすべての組織は、血管を流れる血液に養われているから」と、池谷医院の池谷敏郎院長。

 新宿溝口クリニックの溝口徹院長も、「間違ったダイエットで血液中の鉄分やたんぱく質が不足すると、肌や血管ももろくなる。見た目が老けることも考えられる」と話す。

 さらに最近、女性は血管が硬くなると、シミの面積が大きくなることが判明。愛媛大学の伊賀瀬道也教授らの研究グループが、抗加齢ドックを受診した人を対象に血管年齢と、シミや毛穴など見た目との関係を調査したところ、「動脈の硬さとシミの面積との関連が最も強いことが分かった」(伊賀瀬教授)。同じ年齢でも、血管年齢が若い人ほどシミが少なかった。

 シミやシワなど、老け見えの原因はもっぱら紫外線の影響と考えられてきた。若々しい見た目を保つには、「紫外線や乾燥から肌を守る“外からのケア”も大切だが、偏った食生活や運動や睡眠の不足など、血液の質や血管に悪影響を及ぼすライフスタイルを見直す“内側からのケア”は不可欠」と、池谷院長。

 特に女性は、「妊娠や出産、閉経などライフステージによっても、“血”を取り巻く環境は大きく変化する」(溝口院長)。

●【血液】肌や体の組織を養う

<見た目への影響>

⇒貧血で薄くなる、余分な糖や悪い油で汚れると肌がくすむ、シワができやすくなる

 貧血になると、顔がくすむほか、爪が割れやすくもなる。シワができやすくなるという報告もある。「鉄はコラーゲンを作るのにも必要で、不足すると血管の壁ももろくなる。つい食べ過ぎる人は、悪い油のとりすぎに注意して」(溝口院長)。

<体調への影響>

・貧血だと、階段の上りで息切れしやすく、慢性的に疲れやすくなる。「歯茎から出血したり、アザになりやすくなったりする」(溝口院長)

・パン、ご飯、麺や甘いものを食べ過ぎていると、特に更年期以降、高血圧、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病になりやすい

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最終更新:1/14(火) 10:31
日経ARIA

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