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薬との組み合わせ悪い食品 チーズ、牛乳、魚、炭酸飲料ほか

1/15(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 年齢を重ねるほど、生活習慣病などの薬を服用する機会や、その種類が増える。だが、いつも飲んでいるその薬が突然、思わぬかたちで健康を害する瞬間がある。医療機関を受診した際に「薬+薬」の危ない組み合わせは注意深くチェックされる一方、「薬+食べ物」や「薬+飲み物」は日常生活に溶け込んでいて、見逃されるケースもある。

【一覧】高血圧、血栓症の薬と飲食物の危険な組み合わせ

 では、思わぬリスクを招く薬と食品の「組み合わせ」には何があるか。高血圧で降圧剤を服用している場合、ブルーチーズに注意が必要となる。銀座薬局の薬剤師・長澤育弘氏が指摘する。

「ブルーチーズに含まれるラクトトリペプチドは血圧を下げる効果があり、その作用はACE阻害薬と似ています。そのためACE阻害薬と一緒に食べることで血圧が下がりすぎ、目まいや失神につながる怖れがあります。

 また、スピロノラクトン系利尿剤とブルーチーズを同じタイミングで摂取すると、腎臓でカリウムが排出されずに高カリウム血症を発症し、不整脈や痙攣が生じることがあります」

 牛乳と便秘薬も要注意の組み合わせだ。

「腸溶剤と呼ばれるタイプの便秘薬は、胃酸では溶けず中性の腸内で溶けるコーティングがなされています。しかし牛乳を飲むと、強酸性の胃酸が薄まって中性に近づき、本来は腸で溶けるはずの便秘薬が胃で溶けてしまい、薬の効果が薄れる怖れがあります」(長澤氏)

 腸溶剤を服用したら、1時間ほどは牛乳を飲まないほうがよいという。

 骨粗鬆症の人は骨を強くするために魚を食べようと考えるかもしれないが、薬を服用している場合は注意したい。

「魚やキノコなどビタミンDを多く含む食材と、骨粗鬆症薬の活性型ビタミンD3製剤を同時に摂取すると、血液中のカルシウムが増えすぎて高カルシウム血症になる危険性があります。高カルシウム血症は最初に消化管の不調や喉の渇き、多尿が生じて、重症化すると錯乱、昏睡にいたることがあります」(長澤氏)

 薬の種類にかかわらず、原則として避けたいのが、アルコールと薬の組み合わせである。

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最終更新:1/15(水) 7:38
NEWS ポストセブン

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