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王室離脱をも決意させたヘンリー王子の「唯一性」を分析する

1/15(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、イギリス王室を揺るがせている例の王室離脱問題に注目。

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「メグジット」とはよく言ったものだ。1月8日、英国のヘンリー王子とメーガン妃は突然、高位王族の地位から退くとインスタグラムで発表し、いくつかの英国メディアはこの事態を「メグジット」という見出しで報じた。英国は今、欧州連合(EU)からの離脱であるブレグジットに揺れており、“王室からメーガン妃が離脱”と揶揄されたのだ。

 この発表に衝撃を受けたのは英国民だけではなかった。エリザベス女王やチャールズ皇太子、ウィリアム王子さえ寝耳に水だったのだ。女王は「サセックス侯爵夫妻の決断は、まだ初期の段階で、検討に時間を要する複雑な問題」と声明を出し、王室は緊急の家族会議を招集。その結果、女王は彼ら二人の希望を容認し、移行期間を設けることになったと声明で発表した。女王はすでに二人のことをロイヤルファミリーとしては諦めていたのかもしれない。

 毎年恒例の女王私邸でのクリスマスに、ヘンリー王子とメーガン妃は参加せず、女王の恒例のクリスマスメッセージの際にはデスクの上に置かれていた二人の写真がなくなっており、それが“あなたたちはもういらない”という女王の無言のメッセージではないかとも話題になっていた。

 独身時代は自由奔放なエピソードでメディアを騒がせたヘンリー王子だが、王族としての役割や義務、伝統は尊重し行動していた。だが結婚してからは次第に王室との間に溝が生まれ、英国民やメディアとの関係もぎくしゃくし始める。ついには王室離脱の電撃発表とともに、「サセックスロイヤル」なるインスタグラムのアカウントを開設し商標を登録、経済的自立の道を築き、新しい役割を造り上げていくと発表した。

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最終更新:1/15(水) 9:42
NEWS ポストセブン

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