ここから本文です

今の仕事を「辞めたい・向かない」と考える人へ

1/15(水) 5:00配信

商業界オンライン

  久しぶりに再会した友人や、仕事で出会った人たちに今のキャリアを話すと「順調なキャリアだね」と好意的な意見を寄せられます。

 しかし私はどちらかというと波乱万丈タイプで、あまり恵まれた経歴ではありません。小学生の頃から父の仕事の都合で何度も転校を繰り返し、受験では高校も大学も第一志望校には受からず。大学3年になるのとほぼ同時に意識高く始めた就職活動は、当時売り手市場だったにもかかわらず難航。ようやく大学4年時の秋に内定を得て入社できた会社は、新卒1年目で破産により倒産しています。

 今でこそ自分のやりたい仕事に限りなく近いことができていますが、こうして客観的に書き出すと、学業や仕事に関してはあまり順風満帆ではないことが分かるかと思います。もちろん、私以上に苦労している人はたくさんいると思いますが、少なくともストレートに志望校に合格したり、初めからやりたい仕事に就けたわけではありません。

 こんなに波乱万丈なキャリアなのに、なぜ周囲からは「順調なキャリア」だと思われるのかを自分なりに考えてみました。

全ての経験を意味のあるものにする

  働いていると、自分にはどうしようもできないことや自分の意思とは反する出来事が次々と起こります。

 私の場合、1社目の会社では店舗の売上げを管理する営業職と聞いて入社したのに人員不足も相まって、販売員兼営業として配属されました。周りの同期が全員、予算管理や販売員とのコミュニケーションの難しさなどに悩む中、当時の私は「なぜ私は営業でなく販売員への配属で、売上げが取れないことに悩んでいるんだろう……」と悩んでいました。

 仕事をする上で、本人の向き不向きは大きいと思っています。私は自分が販売には向いていないという自覚がありました。渦中にいる時は「今の仕事は明らかに自分には向いていない」と思い、毎日職場に行く足が重く、休みたかったことも何度もありました。

 でも苦手な販売の仕事をやったことで、ものを売ることの大変さや数字への意識について身を持って体感しました。そして、販売員経験があったことは、後々のキャリアで雑誌やイベント企画を考える上でも役に立ちました。

「自分のキャリアを活かせる仕事に就けるなんて、偶然で特殊な例だろう」と思うでしょう。しかし、自分がどれだけ『今の仕事は向いていない』と思っても、その仕事で学んだことや得たことを他の仕事に応用できなければ、今の仕事を続ける以外の選択肢は限りなく低くなります。

 入社してみたら、会社の事情で希望していた職種には配属されなかったなんてことはよくあります。仕事内容は理想通りでも思ったより残業がある職場だった、話に聞いていたよりも個人プレイの職場だったなど、自分の理想通りにキャリアを重ねて行くことはとても難しいです。

 大切なのは自分の好ましい理想と今いる現実のギャップを認識し、今の自分がどうしたら理想に近づけるのかを考えていくことなのかなと感じています。

1/2ページ

最終更新:1/15(水) 5:00
商業界オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事