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結果ではなく、結果を生むプロセスを重視する 【原文】Don’t focus on the result. Focus on the process that creates the result.

1/15(水) 10:19配信

コーチ・エィ

古い格言に「地獄に続く道でさえ立派な意図によって舗装されている」というものがある。この格言が生まれた背景には、目標を設定しても、それを達成できない人が多いという事実がある。つまり、立派な意図を持っていても、その想いを行動に移さなければ、効果が出ないのである。

達成率の上がる目標の立て方については、数多くの文献で提案されている。たとえば、目標を書き留めたり、誰かに目標を話したり、目標設定のSMARTモデル:具体的であること(Specific)、測定可能であること(Measurable)、達成可能であること(Achievable)、成果に基づいていること(Result-based)、時間を意識していること(Time-oriented)の実行などが挙げられる。確かにこれらは良い案だ。しかし、最適な形で設定した目標でさえ、達成できない場合が多い。

プロセスに焦点を当てることでチームを優勝に導く

元NFL(アメリカのプロフットボールリーグ)コーチのビル・ウォルシュ(Bill Walsh)氏は、著書『The Score Takes Care of Itself: My Philosophy of Leadership(スコアは後からついてくる:私のリーダーシップ哲学)』の中で、「サンフランシスコ・フォーティナイナーズ」のヘッドコーチに就任したときのことを書いている。フォーティナイナーズは1979年のシーズンで2勝14敗という成績に終わった。

ウォルシュ氏は、試合に勝つことや優勝することを目標とせずに、毎試合ごとに改善を積み重ね、すべてのプレーヤーが大きなアカウンタビリティを持ち、精度の高いプレーができるようになることを重視した。さらに彼は、全てのポジションにおいて細かな動きを厳しく追求し、クオーターバックがインチ単位の正確さでパスルートの目的地にボールを投げられるように、後退(ドロップバック)する歩数にも精度を求めた。

目標ではなくプロセスの向上に焦点を当てることで、結果的にフォーティナイナーズのスコアはおのずと改善した。チームは1981年、1984年、1988年にスーパーボウルで優勝し、ウォルシュ氏は「最高のコーチ」として認められた。

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最終更新:1/15(水) 10:19
コーチ・エィ

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