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【Dakar Rally 2020】<ステージ5~8>中盤戦が終了し、総合順位はシーソーゲームに! KTMが序盤の巻き返しを図る!<5分で読めるダカールハイライト2>

1/15(水) 18:01配信

webオートバイ

ダカールラリー中盤戦終了、レストデイ後のステージ7で起きた悲劇…

今回で42回目を迎えた「ダカールラリー」が、2020年1月5日からサウジアラビアのジッダでスタートしました。ステージ5~8の中盤戦が終了し、総合順位は「KTM vs Honda」のシーソーゲームへ。18連覇中の絶対王者KTMをホンダワークスチームが食い止めることができるのか? 

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ダカールラリー中盤戦終了、レストデイ後のステージ7で起きた悲劇…

ダカールラリー2020もステージ4が終了し、中盤戦となるステージ5がアル・ウラーから始まりました。

ステージ4までの総合順位はホンダがワン・ツー・スリーを独占するなど、Team HRCは序盤から好成績を残すレース展開となりました。

しかし、後半戦になるにつれて底力を見せるのがKTMファクトリーチーム。前半戦で今年のルートの特徴を掴み、中盤戦に向けてスパートをかけて来ました。

ステージ5からKTM&ハスクバーナの反撃が始まります。KTMのトビープライスやハスクバーナのP.クインタニラなどのトップランカーが本領を発揮し、各ステージで好タイムを記録しました。

【ステージ5~8】中盤戦ハイライト

Stage 5 アル・ウラー→ハイル
KTMトビープライスがステージ5を1位でクリア!しかし、ホンダのリッキー・ブラベックがラリーをコントロールし総合首位をキープ

アル・ウラーからハイルに至るステージ5のコースは、岩場と砂丘が続くコースとなりました。

その内、スペシャルステージは353kmあり、サウジアラビアの北東にある砂丘を通過するステージが続きます。

KTMのトビープライスは、レース序盤からプッシュし152km地点でトップに立ち、ベテランらしい力強いペースでステージ5を1位でクリア。

2位のパブロ・クインタ二ラ(ハスクバーナ)に1分以上のタイム差をつけてのゴールでした。

ホンダのエース、ホアン・バレダは本来の調子を取り戻し、ステージ6位総合7位で第5ステージを終えました。

同じくホンダのケビン・ベナバイズは総合3位、前日の勝者ホセ・イグナシオ・コルネホは、ブラベックに追いつかれるまで大幅なリードを築き、総合5位でステージ5を終えています。

ステージ5では、これまで順調だったホンダ勢を抑えて2位、3位に入ったハスクバーナのパブロ・クインタニラとアンドリュー・ショートともに総合上位に登りつめています。

Stage 6 ハイル→リヤド
ホンダのリッキー・ブラベックが2度目のステージ優勝を果たし総合首位!

ハイルからリヤドに至るステージ6は、スペシャルステージ478km、リエゾン352km、総走行距離は830kmにもなり、前半戦で最も長いコースとなりました。

サウジアラビアの砂漠地がメインとなるルートで、帯見渡す限りの砂漠が続き、ライダーたちはナビゲーションに苦労しました。

総合1位をキープしているホンダのリッキー・ブラベックは、そのポジションを守るべく後半戦に臨み、この難しいステージで、ステージ6を1位でクリアし、今大会2度目のステージ優勝を果たします。

砂地を得意とするホンダのホアン・バレダは、スペシャルステージで好走をみせ、ステージ2位でフィニッシュし、総合5位に付けています。

同じくホンダのホセ・イグナシオ・コルネホは確実な走りでステージ6位でフィニッシュし、総合順位を1つ上げて4位と上昇しました。

しかし、KTMのマティアス・ウォークナーやハスクバーナのパブロ・クインタニラなども安定した走りをみせ、ステージ6は3位、4位、5位をKTM&ハスクバーナチームが獲得しています。

ダカールラリ-2020全12ステージのうち、半分となるステージ6が終了し、今大会初のレストデイを迎えました。

Rest Day リヤド
後半戦に向けて各チームは後半戦に向け準備を整えるレストデイ

前半戦となるステージ6が終了し、ダカールラリー2020の7日目となる1/11はレースが行われないレストデイとなりました。

各チームはマシンをメンテナンスしたり、身体の体調を整えたりし、ステージ7からの後半戦に臨みます。

Stage 7 リヤド→ワディ・アド・ダワシル
ケビン・ベナバイズがステージ優勝、ステージ7で起きたダカールレジェンドの事故死

ステージ7のスペシャルステージは、今大会の中で最も長い546kmになりました。

ルート全体に砂丘が点在し、ライダーたちは砂丘を越えながらも、ナビゲーションには常に気を配らないといけない難しいコースとなりました。

ステージ7のスタート直後から積極的に攻めたホンダのケビン・ベナバイズは、集中力が求められる荒れた砂丘をもろともせず、攻めた走りを見せてステージ7を見事1位でクリアします。

しかし、折り返し地点を越えた、スペシャルステージ276km地点で、13回目のダカールラリー挑戦だったHeroのパウロ・ゴンサルベスがレース中に激しく転倒。

直ぐさまドクターヘリが到着し、現場で蘇生処置が行われましたが、意識不明の重体で心肺停止の状態のままレイラ病院に緊急搬送、病院で死亡が確認されました。

ゴンサルベスの不運の事故でステージ7は一時中断されましたが、レースは続行され、ホンダのケビン・ベナバイズ、ホアン・バレダが1位、2位でゴール。KTMのマティアス・ウォークナーが3位でフィニッシュしました。

ステージ7は今大会で最も辛い日となってしまいました。

ゴンサルベス逝去を悼み、翌日のステージ8は中止が決定しました。ゴンサルベスが天国で安らかに休めることを、願ってやみません。ご冥福をお祈り致します。

Stage 8 BIKE&QUAD ステージキャンセル
ゴンサルベスの逝去を悼みステージ8の走行を取りやめ

ダカールラリー2020のステージ7で起きたアクシデントにより、Heroのゴンサルベスの遺族や知人へ追悼の意を表すため、バイクとクアッド部門のステージ8は中止されました。

ダカールラリー中も、その日のステージが終われば必ず家族に電話をするほど家庭を大切にしていたパウロ・ゴンザルベス。彼の悪口を言う人を見たことがないほど素晴らしいラリーストだったそうです。享年40歳でした。

主催者ASOは全体ミーティングを行い、ダカールラリーのキャラバン全体やゴンサルベスの家族、友人に心から哀悼の意を表しました。

ダカールレジェンドの訃報を受け止めながら、ダカールラリー2020は第9ステージからの後半戦に向けて動き出しました。

残りのステージは計4ステージ。翌日からのステージ9はリエゾン476km、スペシャルステージ415km の合計891kmで争われます。

いよいよダカールラリー2020も後半戦に突入します!

岩瀬孝昌

最終更新:1/15(水) 18:01
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