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iPhone 12、高速5G対応含む4機種を同時発売か 日本の5G化はリリースに間に合う?

1/15(水) 7:05配信

リアルサウンド

 2020年のケータイ業界における最大のイベントは、やはり「5Gサービスの開始」だろう。日本における5Gの普及を担うのは、ユーザの多いiPhoneになると見込まれる。こうしたなか、次期iPhoneシリーズに関する新たな情報が判明した。

【写真】iPhone SE 2の予想デザイン

・9月発表の年内販売?
 Apple製品専門ニュースサイト『MacRumors』は12日、次期iPhoneシリーズ(名称はiPhone 12シリーズになると予想されている)のリリース時期に関する著名アナリストMing-Chi Kuo氏のレポートを報じた記事を公開した。同氏は、Apple製品の予想に関する世界的権威として知られている。まず同氏のレポートの前提となっているiPhone 12の予想についてまとめると、以下のような4機種がリリースされるというのが大方の見方だ。

・5.4インチiPhone 12:OLEDディスプレイ、デュアルレンズリアカメラ、5Gサポート
・6.1インチiPhone 12:OLEDディスプレイ、デュアルレンズリアカメラ、5Gサポート
・6.1インチiPhone 12 Pro:OLEDディスプレイ、トリプルレンズリアカメラ、高速5Gサポート
・6.7インチiPhone 12 Pro Max:OLEDディスプレイ、トリプルレンズリアカメラ、高速5Gサポート

 iPhone 12 Pro/Pro Maxに関しては、さらにToFセンサーが実装されてクアッドカメラになるという予想もある。

 以上の4機種のリリース時期に関して、金融グループSIGのアナリストMehdi Hosseini氏は、下位2モデルは2020年9月、上位2モデルは2020年12月あるいは2021年1月以降という2段階のリリースになると主張していた。

 今回Kuo氏が発表したレポートでは、2020年後半に4モデルが同時リリースされると報告された。この予想が正しければ、例年通り9月にiPhone 12シリーズが発表され、2020年内に4モデルが一斉に販売される、ということになる。4モデル同時リリースが実現すれば、iPhoneユーザの多い日本では5Gが普及する機運が高まるだろう。

・先行き不透明な高速5G
 iPhone 12シリーズのうち上位2モデルは高速5Gに対応すると見られているが、テック系メディア『BGR』は13日、アメリカの高速5Gの状況について論じた記事を公開した。この記事では、同シリーズがリリースされるまでにどのくらい高速5G網が整備されるか不透明である、と懸念を表明している。実際、ヨーロッパと北米における大手キャリアであるT-MobileのCTOであるNeville Ray氏は、高速5Gについては都市部を超えてエリアが広がらないだろう、と昨年に発表したブログ記事で書いている。

 高速5Gのエリア拡大が難しい原因は、この通信規格に使われる電波の性質にある。5G通信規格には電波周波数が6GHz未満のsub-6と、28GHz帯を使うミリ波がある。高速5Gに使われる電波はミリ波なのだが、この電波は大容量の通信を可能とする反面、降雨には電波が減衰してしまうので長距離の伝送には不向きという性質を持っている。こうした性質により、長距離伝送が避けられない都市部以外の地域に通信エリアを拡大することが難しいのだ。

 以上のような高速5G網に関する問題は、日本も抱えている。それゆえ、地方在住者が高速5Gに対応したiPhoneを購入しても、高速通信の恩恵を得ることができないかも知れない。高速5G網の整備が遅れた場合、その恩恵が得られない地方在住者がiPhone 12上位2モデルの購入を敬遠する可能性もあるだろう。

・iPhone SE 2はiPhone 8より高性能
 2020年にはiPhone 12シリーズのほかに、iPhone SE後継機種がリリースされると言われている。iPhone SE 2あるいはiPhone 9という名称になると見られているこの機種に関して、Apple製品専門ニュースサイト『iGEEKSBLOG』は11日、諸々の噂にもとづいて作成されたデザイン画像を掲載した記事を公開した。

 iPhone SE 2は、基本的にはiPhone 8のような機種になると予想されている。画面はiPhone 8と同じ4.7インチで、ホームボタンがあり背面カメラは1基のみだ。もっとも画面を覆うガラスは、iPhone 8のような光沢のある素材ではなくiPhone 11 Proに採用されたすりガラスのような質感があるものとなる。

 iPhone SE 2のチップには、iPhone 11 Proにも使われてるA13 Bionicチップが搭載され、カメラもiPhone 8のそれを凌駕するものと予想されている。また、バッテリーの連続駆動時間もiPhone 8より長くなることは間違いない。このようにiPhone SE 2の性能は、iPhone 8よりはiPhone Xに近いものとなる。性能的にはiPhone Xに近いことが、iPhone SE後継機種の名称としてiPhone 9が噂されている理由となっている。

 以上のように、2020年には合計5機種の新型iPhoneがリリースされると見られている。そのうちiPhone 12シリーズ4機種すべてが5G対応だとすると、初めての5G対応スマホとしてiPhoneを購入する「5G特需」が起こる可能性が高い。購入した5Gスマホを満喫するに5G通信網の整備が不可欠なので、国内大手キャリアの迅速な5G基地局展開に期待しよう。

吉本幸記

最終更新:1/15(水) 8:19
リアルサウンド

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