ここから本文です

心配ご無用、老後に「2000万円」なくても食うに困ることはない

1/15(水) 10:01配信

現代ビジネス

----------
できるだけラクにお金を貯め、最短でお金を増やすには……? お金のライフハック=「マネーハック」を提唱するのは、ファイナンシャルプランナーで著書『大人になったら知っておきたいマネーハック大全』を刊行したばかりの山崎俊輔氏だ。昨年、世間をざわつかせた「老後2000万円」問題。しかし、過剰に不安がる必要はないと山崎氏は説く。一体どういうことか、問題の真相に迫った。
----------

【表あり】税務署があえて言わない、年金暮らしの人が「手取り」を増やす裏ワザ

足りないのは「娯楽費」

 ある新聞が「老後に2000万円問題」を説明する図を作っていたのですが、その書きぶりにびっくりしました。

 老後の生活費の収支をグラフで対比しているのですが、収入の部の一番上に不足額5万4519円を赤字で記載し、支出の部の一番上には食費6万4444円を対比させていたのです。

 これをみると「国のねらいは、自分の食費くらい貯めておけということか」「食費も捻出できないくらい老後の年金生活は苦しいのだろうか」とイメージします。

 もしかすると、みなさんの「老後に2000万円」のイメージはそれに近いかもしれません。しかしこのイメージは間違いです。「食費」「日用品費」「被服費」「医療費」などは公的年金収入でカバーできている現状があるからです。

 つまり、「毎月の不足額 5万4519円」に相当する支出は何かといえば、

 ・教養・娯楽費 2万5077円

 ・交際費 2万7388円

 合計 5万2465円

 なのです。

生活費は年金でまかなえる

 私たちが支出の優先順位をつけるとき、食費や被服費を差し置いて交際費が先になることはありません。

 これはつまり「イオンなどのスーパーマーケットで食品を買う」「ユニクロなどのアパレルショップで服を買う」「マツキヨなどのドラッグストアでトイレットペーパーなど日用品を買う」ということをきちんとやっていれば、日常の生活費用は公的年金とほぼトントンになるということなのです。

 これは当たり前の話で「年金収入」の範囲で「日常生活費」をやりくりするよう考えるのは自然な発想です。公的年金が少なめの家計は生活費も控えますし、公的年金が多めの家計はそれに応じて生活費も少しだけ増やします。

 そこからはみ出るのが、「教養・娯楽費」「交際費」なのです。会社員をやっていたら厚生年金がもらえますが、モデル年金では月額22万円としています(会社員と専業主婦のモデル)。「老後の2000万円」がなくても、私たちは年金で飲み食いすることはできると考えるのがマネーハック的考えです。

 では、年金生活者の「教養・娯楽費」「交際費」は何にあたるでしょうか。

 簡単にいうとこんなイメージです。

 ・友達と月イチで映画を観てお茶する

 ・夫婦で月に一度くらい美術展を見に行って食事をする

 ・半年に一度、OB会のゴルフコンペに参加する

 ・60の手習いで趣味を始める(月謝)

 ・年に一度、夫婦で旅行に出かける

 ・孫にお年玉や夏の帰省時のおこづかいをあげる

 ・孫に進学、進級祝いを送る

1/2ページ

最終更新:1/15(水) 10:01
現代ビジネス

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事