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若作りはイタいのか…52歳“美魔女”が撹乱する「日本社会の規範」

1/15(水) 12:01配信

現代ビジネス

「国民的美魔女コンテスト」52歳がグランプリ

 2019年12月5日、日本橋三井ホールで第10回「国民的美魔女コンテスト」(以下、「美魔コン」)の最終選考会が行われ、52歳の女性がグランプリを獲得した。

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 「美魔女」は、2009年に創刊した女性誌『美STORY』(現『美ST』)から生まれた言葉で、「『外見美』『知的美』を両立、包含する「才色兼備」な美しき大人の女性」(『美ST』オンライン)を指す。

 同誌が2010年に最初の「美魔コン」を開催すると、全国から約2500人の応募があり、41歳の女性がグランプリに選ばれた。これを機に「美魔女」という言葉は一気に広まり、単に「年齢より若く見える女性」を指す言葉としても使われるようになった。

 コンテストでファイナリストとなった歴代「美魔女」たちは、「TEAM美魔女」として、美容関連の企業のPR活動を行ったり、社会貢献活動を行ったりしている。

 40代、50代といえば、否応なく容貌に陰りが出てくる年代である。それに抗い、コンテストに出場しようという女性たちとは、いったいどんな人たちなのだろうか。

“美魔女”はアスリート

 初代グランプリの女性は、雑誌のインタビューにこう語っている。

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「美容の秘訣は添加物をとらないこと。(中略)ラーメンひとつでも豚足や煮干を使ってスープから作っています。(中略)その日、何もなくても完璧にお化粧しますし、腹筋やストレッチも毎日やっています。1日で美容に費やす時間は3~4時間ぐらい。毎日の積み重ねで10年経つと雲泥の差が出るんだと思います」(『週刊新潮』2011年12月8日号)
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 やはり、40代になっても若い頃と変わらぬ美貌を保つためには、並々ならぬ努力が必要のようだ。

 昨年末の「美魔コン」の最終選考会には、ファイナリストに選ばれた5人の女性と、過去10年間の「レジェンド美魔女」たちが出場。

 グランプリを獲得した52歳の女性は、9年前の第1回「美魔コン」でファイナリストとなり、今回は「レジェンド美魔女」として出場していた。

 つまり9年間、「美」を維持し続けていたということになるのだが、そのための鍛錬は、年を経るごとに辛くなっていったようだ。

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「10年前も40代でしたので、トレーニングをしながら若い頃との違いを感じてはいたんです。でも、今となってはあの頃は全然若かったんだなって思うくらい、今の年齢でのチャレンジは大変でした。一生懸命やって、次の日に『このくらいなら大丈夫だな』と思ったら、3日後にひどい筋肉痛に襲われたり…。どうしても過剰にトレーニングしたくなってしまうんですけど、逆に疲れがたまってしまって、今の私の身体には向いてないんだなと感じました。なので、ジムに通うのではなく、毎日スクワット20回をコンテストまで続けよう、と。無理をせず、少しずつでも結果が出ることをやろうと決めました」(『エルザ』2019年12月6日配信)
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 まるでアスリートのようなコメントである。

 「美魔女」というと華美なイメージがあるが、実際には地道な努力をコツコツと続ける生真面目さと根性を併せ持った、ストイックなタイプが多いのかもしれない。

 コンテストのファイナリストに残るレベルとなれば、身体のみならず精神的なタフさも要求されるだろう。

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最終更新:1/15(水) 16:26
現代ビジネス

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