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国会に乱入、議員へ暴行も…反文在寅の急先鋒「太極旗部隊」の正体

1/15(水) 11:02配信

デイリー新潮

支持率が急落した韓国の保守政党

「反日大統領」として、日本メディアからこれでもかと忌み嫌われている韓国の文在寅氏。なかには勢い余って文政権の対抗勢力=保守派の政権返り咲きを待望するような言説も見受けられるが、その期待が報われる見込みは薄いかもしれない。このところ保守派の野党第1党=自由韓国党が「極右化」に突き進んでおり、中道層の票離れが不可避と見られているからだ。

 韓国は80年代の民主化以降、軍事政権の流れを汲む保守派、それと対峙する進歩派が政権を奪い合ってきた。1998年から盧武鉉、金大中と進歩派の政権が2代続いた後、2007年から保守派の李明博、朴槿恵が政権を担当。そして2017年5月から現在の進歩派=文在寅政権、という流れだ。

 李明博時代の保守与党=ハンナラ党は後にセヌリ党に改称して朴槿恵政権を支えた後、2017年2月から自由韓国党に名前を改めた。その支持率は朴政権時代の2016年3月の44.1%(リアルメーター社調べ・以下同)を最後のピークとして、2017年4月には9.7%にまで落ち込んでいる。理由はもちろん、この間に噴出した「国政介入事件」とそれにともなう朴槿恵前大統領の弾劾・罷免だ。

自由韓国党の支持率が回復した理由

 セヌリ党~自由韓国党の支持率急落は、そっくり保守派の退潮に重なっている。これをいかに回復させるか、言い換えれば朴槿恵が残したダメージをどうやって克服するかが、保守派が目指す最大のテーマとなった。

 その意味で2019年2月に就任した自由韓国党の黄教安代表は、文政権の失点に助けられているとはいえ、一見うまくやっているようだ。10~20%台をうろうろしていた同党の支持率は、曺国前法相のスキャンダルが与党を直撃した同年10月に34.4%を記録。今年1月の第1週は文大統領の与党・共に民主党41.8%に対し、自由韓国党は32.1%だ。

 支持率回復は黄代表の体制で党が安定したためともいわれるが、現地メディアでは異なる分析もある。それが「極右層」の取り込みだ。

 朴政権で国務総理を務めた公安検事出身の黄氏は、代表に選出された全党大会で「文在寅政府の 左派独裁が国と国民を大災害に突き落としている」と訴えた。大手紙「ハンギョレ」は、この大会を境に「それまで支持政党なしと答えていた極右性向の有権者が自由韓国党を支持し始めた」と伝えている。一方で自由韓国党は2017年からの2年間で実質的な党員の数が2倍に増えたといわれており、同じく「文化日報」はこれを極右層の流入とする見方を紹介した。

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最終更新:1/15(水) 18:14
デイリー新潮

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