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『カツベン!』成田凌 周防監督から楽しむこと学んだ

1/16(木) 17:12配信

NIKKEI STYLE

■2019年がスタートラインに

近年は『ニワトリ★スター』(18年)で麻薬中毒になる青年をモヒカン頭で演じ、『ビブリア古書堂の事件手帖』や『スマホを落としただけなのに』(以上、18年)では狂気を見せる役柄に挑むなど、他の俳優が二の足を踏むような役も積極的に演じてきた。

「そういう役を選んだっていうのはないです。それも面白いと思ったからってだけで、たまたまです。

でも『ビブリア古書堂の事件手帖』や『スマホを落としただけなのに』のような役をやるのは、けっこう怖いことでしたね。ああいう狂気を表現する役は、一歩間違えると『やり過ぎだろう』と思われるかもしれない。僕の芝居ひとつで作品を壊しかねない危険があったので、実は怖かった」

その2作での演技が認められ、19年3月に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そして、11月に発表されたTAMA映画賞でも最優秀新進男優賞に輝いた。

「賞はスタートラインだとはあまり思っていませんが、日本の映画界に一応覚えてもらって、仲間に入れてもらえたかな、という気持ちです。例えば『カツベン!』で主演男優賞、とか言われたら、もっとうれしいでしょうけど…それはうれしいですよ。初めての主演作で、僕の年表を作るとしたら、一生残り続ける作品ですから。

どんな俳優を目指すかは、まだ見えていません。これから誰と出会うかも分からないし、どんな役に出会えるかも分からないですし。本当に人1人との出会いで人生変わっちゃうから、より良い人たちに出会っていきたいと思いますね。あと、年を取ったときに、楽しんでいたいなとは思います。ずっと現場を楽しみたいですね。周防監督みたいに、常に新鮮な気分で」

『カツベン!』無声映画の時代。憧れの活動弁士になった俊太郎だが、泥棒や刑事に追われ大ピンチに。周防正行監督が日本映画の黎明期を活写した娯楽作。共演は黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、竹野内豊ら(公開中/東映配給) (C)2019「カツベン!」製作委員会

(ライター 泊貴洋)

[日経エンタテインメント! 2020年1月号の記事を再構成]

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最終更新:1/17(金) 7:47
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