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ヤマハ「FZ250 PHAZER」/250cc・4気筒バイクを振り返る【絶版名車解説】

1/16(木) 6:31配信

webオートバイ

女性にもウケた250マルチの革命児

2スト250ccのレプリカ化、400ccクラスの4気筒化が一段落すると、次は4スト250ccの4気筒モデルにスポットがあたり始める。

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1983年3月にスズキが先陣を切ってGS250FWをリリースするが、36PS/11000rpmというスペックからも伺えるように、性能よりもまずは「4気筒の250」を具現化することが目的となっていた。

その殻を突き破り、性能的に大きな一歩を踏み出したのがFZ250フェーザー。当時のクラス上限となる45PSを14500rpmという超高回転で発生するスペックは、明らかに性能、走りを追い求めたものだった。

フェーザーの水冷4気筒エンジンは、FZ750で提唱された「ジェネシス思想」に沿ったユニットで、燃焼室の大きさから5バルブ化こそ見送られたが、それでもクラス初の4バルブヘッドを採用。シリンダーを大きく前傾させることで吸排気フローのストレート化も図られていた。

発売された年、ヤマハのお膝元であるスポーツランドSUGOのローカルレースで、4スト250ccマシンを対象としたSP250Fクラスが新設され、FZ250フェーザーはライバルの2気筒勢に対して圧倒的な速さを見せつける。

そのスピードもさることながら、SUGOの山々に響き渡る、排気音ともエンジン音ともつかない高周波サウンドにも多くのレースファンが魅了された。

スタイリッシュなデザインと、軽くコンパクトな車体、常用域でも意外に扱いやすいエンジンと兼ね備えたFZ250は、4気筒に乗りたかった女性ユーザーのハートもがっちりと掴んで好調なセールスを記録。4スト250ccクラスの新たなベンチマークとなった。

オートバイ編集部

最終更新:1/16(木) 6:31
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