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60年以上前の初代クラウンを学生たちがレストア! 若者の自由な発想で蘇らせた感動秘話とは

1/16(木) 11:46配信

Auto Messe Web

“整備士育成のために”生徒が奮起する

 1955年にデビューしたトヨタの初代クラウンを、クルマ業界の未来を担う学生たちが力を合わせてレストア。東京オートサロンで初披露され、若者ならではの斬新なアイディアと高いクオリティで注目を集めた。今回は、そんな1台に迫ってみたい。

初代クラウンへ直6を搭載したエンジンルームほか【画像10枚】

 日本を代表する高級セダンとして知られるクラウン。歴史は長く、初代モデル「トヨペットクラウン」の登場は1955年と65年前に遡る。そんな旧車をレストアしたのは「TIST 筑波研究学園専門学校・自動車整備工学科」のメンバーたち。「学生たちの整備士育成のために役立ててほしい」と、故 西谷隆義 同校前理事長との縁があって寄贈されたクラウンを、東京オートサロンを目指し本格的に作業を進めることになった。レストアがスタートしたのは、約1年前のことだ。

 エンジンやミッションは「オリジナルを再現するだけがレストアじゃない」と、11代目クラウン・アスリート用に載せ替え。大胆なスワップは若者ならではの斬新な発想で、まずはボディと切り離されたシャーシにエンジンを搭載し、それからボディを被せて干渉する部分を加工したという。

 というのも初代クラウンに搭載された直4OHVに対して、換装したエンジンは大きな直6DOHC。エンジンルームのスペースが足りないのは明らかであり、エンジンルーム後方のバルクヘッド部分をカットすると同時にインナーフェンダーも大幅に加工するなど、苦労の甲斐あって載せ替えに成功した。カットされた部分の室内側には透明なパネルでカバー製作。直下に配置したトグルスイッチと11代目クラウンのエンブレムと合わせ、切り貼りしたバルクヘッド部分をスタイリッシュに見せている。

 そして、ネックとなったのが外装。年式が年式だけにサビどころか、腐食し欠けていた部分も多かった。そこでインターネットで初代クラウンの画像を検索し、欠損した部分の形状を見ながら違和感が出ないよう成型。特に苦労したのは曲線だけで構成されるヘッドライトまわりで、歪みがなく左右対象になるよう手作業でコツコツと作り込んだそうだ。

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最終更新:1/16(木) 14:36
Auto Messe Web

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