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レクサスRCは意外なほど魅力的! 今どきクーペを作り続けるレクサスはエラい!?

1/16(木) 21:12配信

GQ JAPAN

走行性能の改善が目玉

「レクサスやるなぁ」と、思うのは、SUV全盛にあって、ラインナップにクーペを2台も揃えているところだ。うち1台、「RC」のハイブリッド版「RC300h」が、意外なほど魅力的だった。

RC300hは2.5リッター直列4気筒ガソリン・エンジンに電気モーターを組み合わせるRWD(後輪駆動)車だ。2014年の登場いらい、4年ぶりに受けたマイナーチェンジによって「空力性能やサスペンションを改良し、徹底的な走りこみに基づくパワートレーンのチューニングを施した」と、レクサスは述べる。

改良されたRC300hで峠道を走ったが、「なるほど、たしかにクルマとして進化したな」と、感心した。

とくにサスペンションはよく動く。あらゆる場面で乗り心地はしなやかだ。ハンドリング特性はほぼニュートラルで、カーブの大・小にかかわらず、クイクイと気持よく曲がる。足まわりが操舵によく追随して動く。

「ストローク速度がきわめて低いときから十分な減衰力を発揮する」と、うたう改良型ダンパーや、従来にくらべ高剛性のブッシュを採用したのも、ハンドリングの改善につながっているはずだ。

ハイブリッドならではの走り

アクセルペダルの踏み込みへの反応はすばやい。モーターを使うハイブリッド・システムならではだ。2.5リッターの直列4気筒エンジンを使いながら、モーターのアシストによって、スポーツカーのように鋭く加速する。

高速での走行安定性も向上した。サイドウインドウのモール形状を変更し、リアバンパーにダクトを追加して、ホイールハウス内の圧力変動を軽減した効果が出ているようだ。スタビリティが高いので、東京~御殿場間の東名高速道路を終始リラックスして運転できた。

従来のRCは、もとになる4ドア・セダンの「IS」とは異なるスタイリングが魅力だったものの、走りの面は“可もなく不可もなく”。それほど印象に残らなかった。しかし、マイナーチェンジによって走行性能が大幅に向上し、ちょっとしたスポーツカー並みの走りになったから驚いた。

RCの美点であるインテリアは相変わらず居心地がよい。使用されている素材は、レザーにしてもウッドにしてもクロームパーツにしても、ていねいな表面処理がほどこされていて、上質だ。ラゲッジルーム容量も、クーペとしてはそれなりに確保されているので、ゴルファーの足としても活躍するだろうし、ロングドライブもなんら問題ないはず。

RC300hの価格は612万7000円。RCの世界観を楽しむだけなら2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジン搭載の「RC300」(567万9000円~)で十分。RC300に、“グランドツアラー的”性格を加味したければRC300hが少々高価でもおすすめだ。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

最終更新:1/16(木) 21:12
GQ JAPAN

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