ここから本文です

本当に5,000万円か?相続で「勝ち組長男」を疑う次男の本音

1/16(木) 10:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

年間約130万人の方が亡くなり、このうち相続税の課税対象になるのは1/10と言われています。しかし課税対象であろうが、なかろうが、1年で130万通りの相続が発生し、多くのトラブルが生じています。当事者にならないためには、実際のトラブル事例から対策を学ぶことが肝心です。今回は、相続不動産の評価にまつわる相続トラブルについて、円満相続税理士法人の橘慶太税理士に解説いただきました。

父の会社を継ぎたかった弟と、実際に継いだ兄

今回登場するのは、5歳、年の離れた2人の兄弟です。長男は小さなころから成績がよく、実家のある地域では珍しく中学受験をし、私立の進学校に通いました。さらに生徒会長をまかされるような、いわゆる優等生です。一方、次男も成績はよく、兄と同じ中学校へ進学。しかし学業よりもスポーツに力を注ぐタイプでした。

次男は「兄にはいつもコンプレックスを感じていた」と当時を振り返っています。勉強では兄に勝つことはできず、比べられてばかりなので、違うジャンルでがんばろうとしたそうです。

2人の父は会社を経営し、いずれは子どもに継いでほしいと考えていました。兄弟のうち、父の仕事に興味を持っていたのは、どちらかといえば次男のほうでした。長男は大学進学時に上京し、そのまま東京の外資系企業に就職しましたが、次男は地元の国立大学に進学。「地元が好きだから、いずれは地元に貢献できるような仕事がしたい」と口にしていた次男らしい選択でした。地元で会社を経営する父を尊敬しており、会社を継ぎたい……と考えていました。

しかし、次男が大学3年生のある日、長男が就職した会社を辞めて地元に戻り、父の会社に入社しました。そう、父は長男に会社を継ぐように依頼し、長男はそれに応えたのです。次男は大きなショックを受けました。

「やっぱり兄には勝てないと思い知った」と次男。そのようなこともあり、次男は地元ではなく、東京の会社に就職を決めました。それから10年後、正式に長男が社長に就任。父は引退し、悠々自適な生活を始めました。しかしその直後、父は心臓発作で急死してしまったのです……。

1/3ページ

最終更新:1/16(木) 10:00
幻冬舎ゴールドオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ