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エピックゲームズのゲーム配信サイト、初年度で売上750億円に

1/16(木) 15:00配信

Forbes JAPAN

人気ゲーム「フォートナイト」の開発元として知られるエピックゲームズ(Epic Games)は、PCゲームの販売プラットフォーム「Epic Gamesストア」で、ゲーム開発企業と独占契約を結ぶ戦略を打ち出したが、そのビジネスモデルが有効であることが示された。

情報サイトGameDaily.bizで開示されたデータで、Epic Gamesストアが開設1年で6億8000万ドル(約750億円)の売上を記録したことが判明した。エピックゲームズCEOのティム・スウィーニーは、ストアのアカウント開設数が1億800万件に達したと述べている。

Epic Gamesストアでは有料のゲームを購入可能なほか、週ごとに入れ替わる無料のゲームも用意されている。

ゲーム配信分野では老舗のValveの配信サービス「Steam」が昨年、アカウント数の10億件突破を発表したが、その多くはスパム目的のものや、ボットアカウントであると見られている。

エピックゲームズは競合のSteamのシェアを奪うため、ゲーム企業にミニマムギャランティを提示し、プラットフォームに呼び入れてきた。同社は人気ゲーム「Control」の開発元のレメディー・エンターテインメントに1000万ドル以上を支払った。

同社の独占契約の姿勢に対しては、一部のPCゲームファンから強い批判の声もあがっていた。しかし、エピックゲームズは競合のSteamよりも有利な売上分配条件をゲーム企業に提示し、人気タイトルを集めてきた。

Epic Gamesストアでは売上の88%がゲーム企業の取り分となる。一方で、Steamではゲーム企業の取り分は70%からとなっている。エピックゲームズCEOのスウィーニーは声明で「当社はゲーム開発企業と独占契約を結ぶことで、厳しい競争を生き抜くことができた。人気タイトルを独占的に提供することにより、顧客を呼び込むことに成功した」と述べた。

「フォートナイト」を大ヒットさせたエピックゲームズは、eスポーツやソーシャルメディアへの注力を開始し、ゲーム配信分野で最大手のSteamに対抗する動きに出た。同社の独占契約のポリシーは批判も浴びたが、成功を収めつつある。

エピックゲームズはゲーム企業に有利な売上分配条件を提示するだけでなく、ミニマムギャランティにより小規模なデベロッパーに機会が与えられることになった。しかし、競合のSteamは2018年の年末時点で9000万人の月間ユーザーを抱えており、ここに追いつくためにはまだ時間を要しそうだ。

ニールセンのゲーム市場のレポートSuperDataによると、エピックゲームズのフォートナイトは2019年に18億ドルの売上をあげていた。

Matt Perez

最終更新:1/16(木) 15:00
Forbes JAPAN

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