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4万円で体験も「世界のビジネスジェット」事情

1/16(木) 5:25配信

東洋経済オンライン

 日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告が国外に逃亡した事件では、プライベートジェットの通関体制が大きなカギをにぎっていたのは、すでに報じられたとおりである。

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 民間航空会社が運航するのではなく、個人ないし法人が所有するジェット機であるプライベートジェットは、つねに富裕層の象徴として語られてきた。だが実際のところ、どのくらいの金額で乗れるのかについては広く知られてはいないのではないだろうか。そこで、ここではプライベートジェットに乗るために必要な金額について検討してみたい。

 プライベートジェットはビジネスジェットともよばれる。国土交通省によると、ビジネスジェットとは数人~十数人乗りで、個人の都合に合わせて目的地まで飛ぶことができる飛行機のことで、利用者は企業の経営層など時間的制約の厳しいユーザーが中心だとされている。

■世界で最も高価なプライベートジェット

 世界で最も高価なプライベートジェットといわれているのは、サウジアラビアの世界的大富豪にして投資家として知られるアルワリード王子が2007年に購入したA380のプライベートジェットだ(正確には同王子がオーナーの「キングダム・ホールディング・カンパニー」の所有)。

 約20のベッド、執務室、ダイニングルーム、エンターテインメント(コンサート)ルーム、大理石のトルコ式バスルーム、エレベーターに加えて、ロールス・ロイスを収容できるうえにミサイル防衛システムも完備したこの機材、改装費も含めて購入費用は約4億8500万ドル(約530億円)ともいわれた。

 ブルームバーグによれば、このA380は2013年に売却されたとも報じられたが、顧客の情報は明らかにされていない。もっともこの機材が確認されたことはなく、実際には発注がキャンセルされたのではないかと見られている。

 いずれにしてもこのプライベートジェットはあまり現実的ではないので通常のプライベートジェットについて検討してみたい。

 2018年に登場した7人乗りのホンダジェット エリートは、約525万ドル~(約5億7200万円)となっている。

 プライベートジェットで最も安い価格帯となるのがアメリカのシーラス・エアクラフトのビジョンSF50。エンジンが単発の超軽量型ではあるが、ホンダジェット エリートと同じ7人乗りにもかかわらず、約200万ドル(約2億1800万円)と半額以下におさまる。最大巡航速度は時速300ノット(約556km)とプロペラ機並みだが、ジェット機には変わりない。

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最終更新:1/16(木) 5:25
東洋経済オンライン

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