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大炎上した香川県の「ネット・ゲーム依存症条例案」。脊髄反射する前に考えたいこと

1/17(金) 8:33配信

HARBOR BUSINESS Online

選挙ウォッチャーの分析&考察

 滅多なことでは注目されない香川県議会が、突然、ネット民たちの怒りを買って大炎上することになりました。いくら努力義務とはいえ、「なるべく短くしましょう」だったら理解も得られそうですが、「1日60分まで」とか言ってしまうと、そういえばお母さんに同じことを言われた子供の頃の記憶が蘇って、「うるせぇ、ババァ!」みたいなメンタルが発動してしまう人もいるのだと思います。

 あまりに炎上してしまったことを受け、この条例案がどんな着地を見せるのかというところは注目なんですが、2019年5月にはWHO(世界保健機関)が国際疾病分類の中の新たな病気として「ゲーム障害」を盛り込むと決定しました。これはもしかすると、香川県だけでなく日本全体で取り組まなければならないかもしれない問題なのです。

 ちなみに、このゲーム依存症をなくすための条例案を取りまとめる会長に就任しているのは「真正保守」を自称する、自民党の大山一郎先生です。中央との太いパイプで香川を創生すると言いながら、しっかり安倍晋三総理と握手している写真を載せてしまうぐらいに、この条例を批判しているネトウヨ層が大好きそうな臭いがプンプンするオジサンなんですが、大山一郎先生は2003年に県議に初当選、2019年には第91代香川県議会議長まで務められているベテランです。

 現在、ネット・ゲーム依存症対策議員連盟、拉致問題早期解決促進議員連盟、教科書問題を考える会で会長や副会長をしているそうです。歴史を修正するタイプのネトウヨなのに、ネット民から嫌われるような条例を作るのに一生懸命なところがスゴいですが、それでもよく議論することは大切でしょう。最初から「とんでもない条例だ」と切って捨てる必要もないし、最も大切なことはどうすれば子どもたちのネット・ゲームの依存症を減らせるのかを考えることではないかと思います。

<文/選挙ウォッチャーちだい>

ハーバー・ビジネス・オンライン

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最終更新:1/17(金) 8:33
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