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「自分に自信のない人」が結局、成功している訳

1/17(金) 5:50配信

東洋経済オンライン

発売からたちまち12万部突破のベストセラーとなった、アレックス・バナヤン著『サードドア:精神的資産のふやし方』。

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「失敗して自分で考えて成長していかなくちゃね」と語るのは、イラストレーターの松尾たいこ氏だ。約10年の自動車メーカー勤務を経て、32歳で一念発起して上京、セツ・モードセミナーでイラストレーションを学び、現在大人気イラストレーターとして活躍中の松尾氏は、どのように自身のサードドアを開いたのか。

■失敗と冒険が気持ちいい

 こんな本は久しぶりです。ちょっと読もうと思って開いたのですが、面白くて止まらなくなり、一気に読んでしまいました。私は自己啓発本が苦手で、『サードドア』も一見そういうものに見えたのですが、実際にはまったく真逆にある本でした。

 人生ってなんだろう、成功と失敗ってなんだろう、生きることや楽しむこと、成長していくこと、答えは自分で出すしかないということなどが、表面的でなく深く描かれています。

 著者で主人公のアレックス・バナヤンは、いろんな失敗をしますが、私自身まだまだ志半ばで、たくさん失敗している人間でもあって、とても共感しました。アレックスの身になって一緒に冒険するような気分になりましたし、一方で「そりゃ失敗するよ」と冷静に俯瞰しながら読めるのが面白いところですね。そして、その失敗と冒険がとても気持ちいい本なんです。

 アレックスは失敗するとひどく落ち込みますが、そのたびに自分で次のことを考えます。そこにとても好感を持ちましたし、少しでも可能性を見つけたら、とりあえずやってみるというところは、尊敬しながら読みました。

 例えば、アレックスは、ウォーレン・バフェットへのインタビューを何度も断られた末に、株主総会で直接バフェットに質問することを思いつきます。でも、会場には大勢の参加者がいて、抽選で質問する権利を当てなければなりません。それで、どうすれば抽選に当たりやすいかをとっさにその場で考えます。

 そして、いちばん当選確率の高い場所を見つけ、本当に当選するんですよね。失敗しそうな中でも、ちょっとでも可能性があれば考える、こういった行動はなかなかできるものではないと思います。でも、私自身こうありたいと思いながら読みました。

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最終更新:1/17(金) 5:50
東洋経済オンライン

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