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家は“領地”、あだ名は“姫”なアラカンお母さんの日常マンガがおもしろすぎ

1/17(金) 8:47配信

女子SPA!

犬と行きずりの関係を続ける

 大の犬好きのお母さんは、街中で犬を見かけると赤ちゃん語になり「いいこでちゅね~!」と可愛がります。それを見た並庭さんは、そんなに犬が好きなら家でも飼えばいいのにと言うのですが、お母さんは幼いときに自宅で飼っていたトヨという名前の犬が忘れられず、その子のような犬をみつけるまでは飼えないと断言。

「見つからないから行きずりの関係でガマンしているの」というお母さんの言葉のチョイスに吹き出します。とにかく何に対しても愛情深く真剣なお母さんです。

ギャグ漫画のはずなのに、最後に泣ける

 お母さんのぶっとびな日常にクスクスと笑ってしまう漫画である一方で、「こんなお母さんうらやましすぎる」「家族が仲良しすぎる」と思えるほど、この漫画が家族の愛情に満ち溢れていることに気付かされます。

 なぜ、一国の姫設定でお母さんは生活をしているのか、という問いにお母さん自身が「憧れの世界でもなんでも、楽しく自分の心のままに生きたいから」とこたえています。

 お母さんは幼いころに、実の父親の暴力や厳しい家族のもとで制限された暮らしをしており、自由に楽しく生きる自分なりの方法を「姫」を演じることで見つけ出したようです。そして、幸せそうに歌うビートルズの姿に感銘を受け、境遇に嘆くことも自分を卑下することもなく楽しく生きようと誓います。

「自由に楽しく生きること」を意識することで、お母さんは自分だけでなく愛すべき家族も守り通してきたのではないでしょうか。作品の中で、このことが詳しく語られているのですが、読むとお母さんの深い信念を感じて泣けます。

 一国の姫であるお母さんの言動に爆笑する一方で、最後には号泣。人はもっともっと自由であっていいんだと、作品を読んで深く考えさせられます。

 作者の並庭さんは作品や家族についてこのように語っています。

お母さんの元気でお茶目な言動で自分も元気に

――お母さんを漫画にしようと思ったきっかけを教えてください。

 以前、息抜きで描いた姉の実録マンガをツイッターに投稿したところ反響があったので、創作マンガのネームがなかなか進まなかった時期に、母のこともマンガに描いてみようと思って公開しました。そのときは継続して描くつもりはありませんでした。

――家に帰れば、プリンセスなお母さんがいる生活は、並庭さんにとってどんなものですか?

 プリンセスというか、母の元気でお茶目な言動をみていると、自分も元気をもらえてありがたいです。自分が疲れていると、ちょっとうまく反応できないこともありますが(笑)、これだけ長く家族をやっていても予想外の言動がくるので、飽きないですし楽しいです。

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最終更新:1/17(金) 8:47
女子SPA!

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