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老後2000万円問題で多くの初心者が飛びついたNISAの「ざんねんな運用法」

1/17(金) 6:00配信

週プレNEWS

昨年6月に浮上した「老後2000万円問題」で、健全でオトクな資産運用法として、一気に注目が集まったNISA(ニーサ)。

これで日本人の「お金の教養」も一気に向上......と思いきやNISA口座における人気投資先ランキングを見てみたら妙な企業がいくつも含まれていた。

なぜこんな事態に?? 初心者が陥るワナを徹底解説!

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■「オトクな制度」と浸透はしたけど......
日本中の働く男たちが震撼(しんかん)した「老後2000万円問題」で、運用益が非課税になる資産運用法「NISA(少額投資非課税制度)」が、がぜん注目を集めたのは昨年6月。

しかし、それから半年たった現在、投資ビギナーが多いためだろうけど、NISAの本来の趣旨からかけ離れた"ざんねんな運用"があふれ返っているという。すでにNISAを運用している人にも、これから始める人にも貴重な「他山の石」となること間違いナシ!

以下、そうした具体例をのぞいてみよう。

【ケース1】持ち続けると損する商品を買っている

10月、SBI証券が発表する「ジュニアNISA」の週間買付額ランキング1位に「日経平均ダブルインバースETF」が登場し、ネット上は騒然となった。

これは、日経平均とは逆方向に2倍の振れ幅で動く、いわば"逆張り"の上場投資信託(投資信託を株のように上場させて手軽に取引できるようにした金融商品)なのだが、ではいったい、何が問題なのか。

以下、1級FP技能士の古田拓也氏に解説していただいた。

「正直、これが1位になっているという状況にものすごく驚きました。きっと、瞬間的な値上がり率が高かったタイミングで、何も知らない初心者が買ったのでしょう。

"ダブルインバース系"の商品は本来、相場の動きを読める上級者向けのもの。日経平均が下げそうなときのリスクヘッジとして短期的に使う投資先です。複雑になるので詳しく立ち入るのは避けますが、商品の設計上、長期で持っていれば必ず元本が目減りします。

ですから、長期投資が目的のジュニアNISAで投資するのにはまったく向きません。仮に2014年にある日経平均ダブルインバースETFを100万円分購入していたと仮定すると、2019年には元本は約17万円になっています」

「ジュニアNISA」は子供の長期的な資産形成を目的とする制度で、子供が18歳になるまで原則として途中解約できない。つまり、ジュニアNISAでダブルインバースETFに投資すると、お金がどんどん減っていくのを指をくわえて眺めているほかないのだ!

知らないうちに子供のための資産がごっそり減ってるかもしれないなんて、なんともざんねんすぎる......。

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最終更新:1/17(金) 6:00
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