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子供の成績が「下がる部屋」「上がる部屋」の大差

1/18(土) 5:45配信

東洋経済オンライン

わが家は、子どもが塾や学校の次に勉強に励む場所です。そこでの工夫が子どものやる気や、ひいては学力向上につながります。子どもの中学受験、効率的な学習に役立つ部屋とは、いったいどんな工夫がなされた部屋か? 
中学受験のプロとしてさまざまな実績とノウハウを持つ小川大介氏による著書『5歳から始める最高の中学受験』から一部抜粋・再構成してお届けします。

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 「早く宿題をやりなさい!」「いつまでグズグズしてるの?」

 なかなか勉強を始めない子どもにイライラ。子どもが自分から勉強をしてくれたら、どんなにラクなことか……と思っている親御さんは多いことでしょう。

 「いつになったら受験生としての自覚が出てくるのでしょうか?」「やるべきことをやれないというのは、この子の問題なのですが……」

 学習相談の場でよく聞く言葉です。でも、「やるべきだからやる」というのは、実際には大人でも難しいわけですから、何かしらの工夫が必要です。

■プリントに手が伸びる簡単なコツ

 例えば、その場所に来たらなんとなく勉強を始めてしまう。そんな環境がつくれていれば、とてもラクですよね。仕事を終えて帰宅したときのことを思い出してみてください。リビングのソファに座ると、無意識にテレビのリモコンに手が伸び、テレビのスイッチを入れてしまう……。そんなことってありませんか?  

 あれは「テレビを観るぞ!」という強い意志でスイッチを入れているのではなく、ソファに座ったときにテレビのリモコンを握っている自分を覚えているから、体が自然に動いているわけです。しかも、それが心地よいと感じているから同じ行動をくり返すのです。これを自動反応といいます。

 それと同じように、例えば夕方にリビングのイスに座ったら、右のほうにある計算プリントを1枚取ってサラサラと解き、「お母さん、できたよ」と見せる。それを見たお母さんが「頑張ったね」と言ってあげるという形をつくるのです。

 これを1週間続けると、そこに座ったらプリントに手が伸びやすくなります。そのイスはプリントをやる場所だと体に刷り込まれるからです。

 そうなるための大事なポイントは、やった行動に対して「頑張ったね!」「あら、宿題が半分も終わったのね。よかったね!」など、子どもの気分を乗せる言葉を渡してあげることです。こうやって、「場所」と「やること」と「心地よい気持ち」をワンセットにしてあげると、決まった行動を続けるハードルがグッと下がります。

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最終更新:1/18(土) 5:45
東洋経済オンライン

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