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遺品整理のプロが見た悪質業者が跋扈する実態

1/18(土) 6:20配信

東洋経済オンライン

 遺品整理という言葉が定着して久しい。その名のとおり死者の遺品の回収や、財産の確認、時には死体跡の撤去や、清掃、原状回復まで行う業者も存在する。

【写真】想像以上の遺品整理の現場

 現在、国内で登録されている遺品整理業者は1万を超えるとされる。一般社団法人「遺品整理士認定協会」によれば、加盟企業8000社の年間売上高の総計は5000億円を超え、今後5~10年の間に加盟社数は倍増する見込みだ。高齢化社会へとひた進む日本国内において、間違いなく需要増が見込まれている業態なのだ。

 「遺品整理という概念が定着し始めたのはここ数年でしょうか。昔は回収業者や撤去業者という呼ばれ方もしましたが、メディアの影響もあり遺品整理と呼ぶことが一般的になってきました。とくにここ2~3年で認知が広まり依頼数は急増しています」

 こう話すのは、兵庫県伊丹市に本社を置く、スリーマインド代表取締役の屋宜(やぎ)明彦さん(40)。屋宜さんは19年前から遺品整理の仕事をスタートし、2016年に独立。現在は関西を中心に年間450件を超える遺品整理依頼を受けている。遺品整理に限らず、家じまいや、相続手続き、終活の相談も請け負う屋宜さんは、業界の黎明期を知る人物だ。

■孤独死現場の激増

 近年の遺品整理では、孤独死による整理案件も増えている。一軒家で人知れず死んでいくケースを含め、マンションやアパート内での孤独死の後処理を希望する管理会社や不動産会社からの依頼も多い。

 屋宜さんによれば、遺品整理一件あたりの単価は単純な整理、廃棄で20万円~40万円程度だという。2DK相当の部屋で平均して45リットルのゴミ袋120個の整理品が回収される。この数字だけでも、いかに多くの遺品が発生するかを理解できるだろう。

 「遺族がいる方にもいない方にも共通しているのが、重要書類や遺産のありかを知らないということ。みなさんも自分の親や兄弟などの遺産を把握していないですし、保管方法も人それぞれ。認知症の方となると、確認作業が複雑です。

 私は通帳や印鑑、生命保険契約書、株に投資信託、不動産登記簿は生前に片付けをしておくことを推奨しています。絵画や骨董など、本人でないと価値がわからないものもあり、判断が難しいものもある。現場には質屋や不動産会社、廃棄業者など提携業者と共に来ることが大半ですね」

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最終更新:1/18(土) 6:20
東洋経済オンライン

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