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[ 1分まとめ ] グローサリーマイクロフルフィルメントセンター とは?:既存店に併設されたデジタル注文用倉庫

1/19(日) 12:11配信

DIGIDAY[日本版]

アメリカではオンライングローサリー(食料品店)戦争が激化するなか、マイクロフルフィルメントセンターの人気がさらなる高まりを見せている。これは、オンライン注文は今後も増加の一途を辿る、というグローサー勢の共通認識から生まれた現象にほかならない。

ストア側の対応はさまざまだ。多くはインスタカート(Instacart)といったサードパーティに頼り、在庫品のピッキング作業を請負業者に委託している。だが、これは非効率的であり、いわゆるギグエコノミー従事者のせいで、ただでさえ雑然とした店内がなおいっそう混み合う事態を招きかねない。

一方、大手数社はデジタルフルフィルメントプログラム構築の必要性を認識しており、新規事業者らと提携し、安価で最大の費用対効果を得られる方法を模索している。それら現在試行中の方法のなかでもっとも人気が高いのが、マイクロフルフィルメントセンターだ。

──マイクロフルフィルメントセンターとは?

基本的には、既存の実店舗に併設された、デジタル注文専用の、規模の比較的小さい倉庫を指す。現在、業界最大手の数社がこれを試行している。また、ウォール・ストリート・ジャーナル(the Wall Street Journal)の報道によれば、ウォルマート(Walmart)やアルバートソンズ(Albertson’s)を含む多くの企業が、より効率的なeコマースフルフィルメント構築に向けて投資をしている。

その多くは依然としてパイロット版ではあるが、マイクロフルフィルメントセンターに対するこうした関心の高まりは、オンライングローサリー業界を今後牽引するモデル/テクノロジーを巡る覇権争いがバックヤードで起きつつあることを示している。各ストアが独自のデジタル手法を構築/試行していく今後、戦いの激化および顕著化は必至だろう。

グローサー勢が試行しているのは、無論、マイクロフルフィルメントだけではない。たとえば、クローガー(Kroger)は英倉庫会社オカド(Ocado)に投資し、デジタルオペレーションに特化した倉庫の建設に乗り出している。ターゲットをはじめ、オンライン注文への対応向上を目指し、既存倉庫の改築に投資しているリテーラーもある。ただ、これに対してマイクロフルフィルメントは、使用中のスペースに隣接して小規模の倉庫を建てるだけでよいため、物理的にも財政的にも負担が少なくて済む、という利点を有する。

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最終更新:1/19(日) 12:11
DIGIDAY[日本版]

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