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ゴーン氏 逃亡9日前に記者にぶちまけたこと

1/19(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 年末年始の日本は、この“世界的逃亡者”に翻弄された。12月29日に制限住居を“脱出”し、関空から出国した日産元会長のカルロス・ゴーン氏は、レバノンの首都ベイルートに渡り、世界に向けた会見(日本時間1月8日)を開いた。

【写真】脚をぶらぶらさせながら取材に答えるゴーン氏

 世界12か国から約60媒体のメディアが参加したこの会見で、日本国内から疑問の声が上がったのは、内容以前にまず、日本メディアの参加が限定されたことだった。朝日新聞、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』(WBS)、そして本誌・週刊ポストの3媒体のみだった。

 実は本誌は、かねてゴーン氏に取材依頼をし、交渉を重ねてきた。そして彼が日本を出国する9日前の12月20日、ゴーン氏に直接、取材交渉を行なうことになった。場所は保釈生活を送る東京港区の住居。出国後に東京地検特捜部が家宅捜索し、テレビにも映った洋館風の瀟洒な一軒家である。

 秘書に促され中に入ると、外から見た印象とは違い、何の飾り気もない寒々しいエントランスは広いけれどほとんど物がなく、スリッパすら見当たらない。思わず靴をここで脱ぐか確認してしまった。

 そのまま2階に案内され、薄暗いリビングにゴーン氏の姿が見える。濃紺のジャケットにノーネクタイのワイシャツ姿、トレードマークの太い眉を上下させながら話す様子は、日産会長時代の印象のままだった。

 ゴーン氏は自らを追い込むことになった日産への思い、日本について、そして唯一信頼できた政治家の名前に至るまで、約1時間にわたって語った。

「なぜこんなことになったと思うか」という問いかけに対しては「恐怖から起きたことだ。仕事を失うことの恐怖、合併されることの恐怖」などと応じたゴーン氏。

 その具体的な内容とともに、取材班が1月10日にベイルートで同氏を単独取材した時の話については、1月20日発売の週刊ポストで詳報する。さらに同誌では、逃亡の前々日に面会していた元特捜検事がいたことについても報じている。

※週刊ポスト2020年1月31日号

最終更新:1/19(日) 16:41
NEWS ポストセブン

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