ここから本文です

手指の痛みは加齢だけが原因じゃない!悪化予防マッサージ

1/19(日) 20:50配信

ESSE-online

冷たい水で皿洗いをすると手指が痛い、ペットボトルのキャップがあけられない、パソコンやスマホの操作が手指が痛くてできない…。
そんな手指の痛みやしびれは、じつは「へバーデン結節」という病気かもしれません。

食べすぎていなくても太る!?“モナリザ症候群”チェックシート&対策法

ここでは日本で初めて「へバーデン結節」外来を開設した、痛みとりのエキスパート富永喜代先生に、痛みを改善する方法を伺いました。

手指の痛みやしびれは要注意。「へバーデン結節」に効くマッサージ

●放っておくと5年で指が変形!戻らない!「へバーデン結節」とは?

更年期を過ぎた女性の多くが悩む身体症状のひとつに、手指の痛みやしびれ、変形があります。しかし、医療機関を受診しても「関節リウマチではありません。加齢に伴う症状なので、なるべく手指を使わないようにしてください」と言われることが少なくないのです。

なかでも、第一関節(指先から1つ目)で起こる痛みやしびれは「へバーデン結節」という手指の病気であることが多く、症状を放置していると、だんだん手指に節ができたように変形してしまうのです。

初期症状は朝起きたときに指先がこわばったり、手が握りにくい、ペットボトルのキャップがあけづらい、フライパンを持つと指が痛いなど。

その後、手指の第一関節に水ぶくれのような赤く腫れたものができ、関節がジンジンと痛むように…。最初は1本だけだった症状が2本、3本へと増えていくこともあります。

最終的には、指に節ができたように変形し、流水が指に当たるなどのちょっとした刺激でも激痛が走るように。しかも、一度変形してしまうと、手術以外の方法で変形を治すことができないのが、この病気の恐いところです。

●つらい手指の痛みから解放される“10秒神経マッサージ”

そんな手指の痛みに悩む方々をラクにしてあげたいとの思いから、富永喜代先生が考案したのが自宅でも簡単にできる“10秒神経マッサージ”。

痛む手指の患部に近いところをダイレクトに刺激するマッサージ。押す場所は、手指の第一関節の横ジワのわきにあるゴリッとした部分です。親指か人さし指の爪を立てて、上下1cmの長さを目安に片側ずつ縦方向に10秒間こすります。

【ルール1】爪を立てて行う
指の腹ではなく、爪を立てて体表近くにある「神経ポイント」を直接刺激。ただし、爪が長い人は、強く押すことで皮膚を傷つけるので注意が必要です。

【ルール2】イタ気持ちいい強さで行う
ほどよい圧をかけて、刺激を脳に送ることが大切です。「どちらかといえば痛いけれど、気持ちよさも感じる」ほどの強さをキープすること。また、「神経ポイント」を正確に捉えましょう。

【ルール3】1か所10秒を守る
長く押せばそれだけ効果が上がるわけではなく、長時間行いすぎると過剰な刺激になって逆効果。1か所10秒を守り、朝と夜の1日2回を目安に行ってください。

【NGポイント】
・両側から一度に刺激しない
・指の第一関節の両側に行いますが、指を挟み込むように一度に両側から刺激をしてはいけません。片側ずつ順番に行うのがコツ

へバーデン結節は進行性の病気であり、更年期にかけて初期症状が出始めると、およそ5年で一気に手指の変形が起こるとされています。そのため、変形し始める前の予防がなにより大切なのです。
日頃から手指のマッサージをして、指先の痛みやしびれをやわらげましょう。

富永先生の最新刊『へバーデン結節を自力で防ぐ』(扶桑社刊)では、「加齢によるものだから仕方ない!」と諦めていた手指の痛みやしびれから解放されるマッサージをほかにも伝授。さらに、手指が痛いときだからこそ実践したい生活の知恵の数々を紹介しています。ぜひチェックしてみてください

<イラスト/宮下やすこ 取材・文/ESSE編集部>

【監修/富永喜代先生】
富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、産業医。1993年より、聖隷浜松病院などで麻酔科医として勤務し、延べ2万人を超える臨床麻酔実績をもつ。2008年には、愛媛県松山市に富永ペインクリニックを開業、へバーデン結節外来を開設。経済産業省「平成26年度健康寿命延伸産業創出推進事業」を委託され、新しい痛み医療のリーダーとして注目される

最終更新:1/19(日) 20:50
ESSE-online

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事