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トンプソン、引退会見で貫いた“関西人魂” ジョーク連発「足遅い!」「これ臭いね」

1/19(日) 18:21配信

THE ANSWER

現役最終戦で有終の美、近鉄と代表ジャージに誇り「むちゃくちゃ大事」

 ラグビーのジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)2部に相当するトップチャレンジリーグの最終戦が19日、3会場で行われた。秩父宮では昨年のワールドカップ(W杯)日本大会で8強入りに貢献したLOトンプソン・ルーク擁する近鉄が、栗田工業に74-0で勝利。全勝優勝で、38歳ベテランの引退試合を飾った。

【画像】超貴重! しかも、これが現役ラストプレーに…38歳トンプソンがゴールキックを蹴る実際の写真

 11日の釜石戦(長居)で左耳から出血して途中交代していたが、トンプソンはこの日も先発出場。「トモさん」などの大声援の中、体を張ったプレーでFW陣を牽引し、80分間フル出場でチームの全勝優勝に貢献した。チームメートからは引退選手へコンバージョンキック2本もプレゼントされ、後半31分の場面では成功。後半50分に味方が決めたトライで再びキックに立ったが、失敗。これが現役ラストプレーとなった。

 試合後はチームメートから胴上げされ、場内を一周。ファンからは「トモさんおおきにー!」などたくさんの言葉を浴びた。会見に臨んだトンプソンは流ちょうな日本語で「今日は特別な日。チームは勝った、優勝した、うれしい。それが一番大事。最後の試合、たくさんの皆さんが来てくれて、仲間と一緒にいい結果が出せていいメモリー、いい感じです」とうれしそうに語った。

 引退試合ということもあり、志願してフル出場した38歳。大きくリードした終盤には「トモさんトライ!」と観客からトライを望む声も多く飛んだ。「もちろんやりたいけど、足遅い!(笑)10年前ならチャンスあったけど。チームが勝てばいい」と報道陣を笑わせ、“関西人魂”を発揮した。

 2006年から袖を通した近鉄のジャージ姿もこれが最後。「ジャージはすごい誇ります。本当に特別。近鉄のジャージと、日本代表のジャージはむちゃくちゃ大事」と特別な感情を口にした。もう着ることがなくなることに関しては「今の感じは、ちょっと疲れた。シャワー欲しい。ちょっとこれ(ジャージ)臭いね」とジョークを飛ばした後、「ちょっと寂しい。16年も日本でプレーして、今からは新しいチャレンジ。楽しみもあるけど、緊張もある。今日はすごく誇ります」と神妙に話した。

 4度のW杯に出場するなど、長らく貢献した日本ラグビー界。この日は下部リーグとしては異例ともいえる1万4599人が秩父宮に詰めかけた。日本への思いを問われると「英語でいいですか?」と切り出し、「まず、すごく光栄。日本ラグビーの中でここまでプレーできたこと。また日本ラグビーだけではなく、日本代表でも戦えたことに感謝の気持ちでいっぱいだし、そこに貢献できたと思う」と語った。

 そして、最後は「一緒にプレーしてくれた選手、コーチングスタッフ、ファンの皆様、サポートしてくれた家族には感謝の気持ちでいっぱい。言葉にならないくらい感謝しています」と締め、笑顔で会見場を後にした。

THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi

最終更新:1/19(日) 18:33
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