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愛された「トモさん」、引退トンプソンにキックを蹴らせた理由 主将「圧力に…」

1/19(日) 19:57配信

THE ANSWER

引退試合の38歳に粋な計らい、ストーバーク「伝統をもとにチャンスを与えた」

 ラグビーのジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)2部に相当するトップチャレンジリーグの最終戦が19日、3会場で行われた。秩父宮では昨年のワールドカップ(W杯)日本大会で8強入りに貢献したLOトンプソン・ルーク擁する近鉄が、栗田工業に74-0で勝利。全勝優勝で、38歳ベテランの引退試合を飾った。

【画像】超貴重! しかも、これが現役ラストプレーに…38歳トンプソンがゴールキックを蹴る実際の写真

 この日が引退試合となったトンプソンは「トモさーん!」などの声援を受けながら、志願のフル出場。後半31分に味方がトライを決めた後には、おもむろにボールに近づきセット。ゴール正面の優しいコンバージョンキックを見事に決めると、秩父宮は大歓声に包まれた。後半50分にもゴール右側からのコンバージョンキックに挑戦したが、距離が届かず失敗。これが現役最終プレーとなった。

 普段キックを蹴らないトンプソンをキッカーに選んだ理由について、ゲームキャプテンのLOマイケル・ストーバークは「トモの圧力に負けた。彼は、本当は全てのキックを達成したかったのだけれど『ちょっとそれは厳しいな』と判断して、あのチャンスを与えた」とまさかの告白。だが、すぐに「というのは冗談です」と笑った。

 本当の理由については「ラグビーには引退する選手にゴールキックのチャンスを与えるという伝統がある。その伝統をもとにして、トモにチャンスを与えた」と粋な計らいだったと明かした。続けて「最初のキックでミスをしたらその時点で終わりだったが、トモがなんとそれを綺麗に決めた! それで次のチャンスも与えた」とまさかの2本目であったと話した。

「(2本目も)ほとんど決まっていたけど、もう少し距離があれば決まってたかもしれませんね」と笑ったストーバークは、スーパーラグビー・サンウルブズに追加召集されている。「明日の朝すぐ、(合宿地の)別府に行く。8時間くらい寝るくらいの休み」と休む間もなく次の戦いに移る。

THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi

最終更新:1/19(日) 19:57
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