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MLB唯一のカナダ本拠地、移民が多い大都市…山口俊が入団するトロント・ブルージェイズはどんなチーム?

1/20(月) 11:43配信

ベースボールチャンネル

試合前セレモニーでは2カ国国歌

 山口俊投手の入団が決まったトロント・ブルージェイズの本拠地はカナダのオンタリオ州トロントにある。2005年にモントリオール・エキスポズがワシントンDCへ移り、ワシントン・ナショナルズへとチーム名を変えて以来、ブルージェイズは現在までMLBで唯一本拠地を米国外に置く球団であり続けている。試合前のセレモニーでは米国国歌とカナダ国歌の両方が演奏される。

【動画】山口俊の入団会見「ハロー、ボンジュール、こんにちは」

 1月15日(日本時間16日)に行われた入団記者会見において、山口は第一声を「ハロー、ボンジュール、こんにちは」と英語、フランス語、日本語の挨拶で始め、続いて「カナダでプレイできることを大変光栄に思います」と話した。

 ブルージェイズの黄金時代はワールドシリーズを連覇した1992年と1993年であったが、それから20年以上に渡ってプレーオフ進出を逃し続けた。2015年にようやく地区優勝を果たし、翌2016年にもワイルドカードからプレーオフへ進出したものの、その後は2017年から2019年まで3年連続でアメリカン・リーグ東地区4位に終わっている。

多様性を認める土地柄

・多様性に富んだ巨大マーケット
 トロントはカナダ最大の大都市であるばかりではなく、国外からの移民が占める割合が大きいことでも知られている。その中でも中国を始めとするアジア諸国にルーツを持つ人口は多い。

 ブルージェイズは今オフにロサンゼルス・ドジャースからFAとなっていた柳賢振(2019年ナショナルリーグ最優秀防御率)を獲得して話題を呼んだ。さらに山口が先発ローテーションの一角に加わるとすれば、アジア人投手タッグへの期待は大いに高まるだろう。

・MLB最先端のトップ陣
 ブルージェイズの球団社長兼CEOであるマーク・シャパイロ氏は長年クリーブランド・インディアンスでGM職を務めて、少ない予算で強いチームを作り上げたことで高名な人物である。映画『マネーボール』にもライバルチームの敏腕GMとして登場している。

 シャパイロ氏が2015年にブルージェイズに移ると、古巣インディアンスから招聘したのが現GMのロス・アトキンス氏である。アトキンス氏は長年インディアンス傘下の選手育成を担ったエキスパートで、ブルージェイズでもその手腕を存分に発揮している。

 そのアトキンス氏が2019年にブルージェイズの新監督に採用したチャーリー・モントーヨも、やはり独自の育成システムで知られるタンパベイ・レイズ傘下のマイナーチームで監督やコーチを歴任している。

 ちなみにモントーヨ監督はプエルトリコ出身で、未だに白人の米国人が多数を占めるMLB監督の中では異色の存在でもある。同じくプエルトリコ出身のアレックス・コーラ氏(元ボストン・レッドソックス)とカルロス・ベルトラン氏(元ニューヨーク・メッツ)がともにサイン盗み疑惑に関与したことを理由に監督職を解任された今、モントーヨ監督の存在が意味するところは大きい。

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最終更新:1/20(月) 11:43
ベースボールチャンネル

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