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「買い物は地元のスーパーで」という意識が発展を妨げる

1/20(月) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

ペーパーレス導入の必要性を理解しつつも、導入に踏み切れずにいる経営者は少なくありません。しかし、この急速な変化の波を乗り越えられるか否かで将来に大きな格差が生じるのです。本記事では、ペーパーレス化普及に取り組む横山公一氏が、日本におけるペーパーレス化の現状を解説します。

ペーパーレス化は「産業革命」に匹敵する変化だが…

私たち人類はその知恵と努力を傾けて、多くの変革をもたらしてきました。中でも産業の分野では、数度にわたって歴史的な変化を起こしています。

蒸気機関の発明は工場の動力源になるだけでなく、蒸気船や蒸気機関車を生み出し、海と陸の交通を大きく発展させました。石油と電力の利用は世界を明るく、スピーディに変える力を発揮しました。さらにITの登場により、ビジネスは急速に加速し、私たちの生活はより便利で快適なものになりました。

ペーパーレス化は、これら一連の変革に匹敵するものであり、まさに「産業革命である」と私は捉えています。

ですが一連のできごとを振り返ってみると、そこに大きな違いがあることが分かります。それは、変革のスピードです。

最初の変革である蒸気機関は、17世紀頃から多くの試作品や模型が作られ、実用化されたのは18世紀に入ってから。それが船や機関車として広く普及するようになったのはさらに後で、実にゆっくりと発達・浸透していきました。石油や電力にしても、おおよそ100年ほどかけて実用化され世界中に普及していきました。つまり、人々が十分についていけるスピードで、変化が進んでいったのです。

ところがITの登場によって、この変化のスピードが様変わりしていきます。

急速な変化についていけるかどうかが「格差」となる

インターネットが登場し、それとともに一般家庭にPCが普及してきて、多くの人々にとってPCが身近なものになりました。同時進行で通信インフラが整備されていくと、多くの企業がネットを使って情報発信したり、商品の販売やサービスの提供を行うようになりました。「ほしい情報がすぐに見つかる」「家から出ずに買い物ができる」その便利さに人々は惹きつけられ、それがさらなるネットサービスの充実へとつながっていきました。

この循環が短期間のうちに行われたのがIT革命でした。その流れは今も休むことなく動き続け、ペーパーレス化への波となってビジネスシーンに押し寄せています。

この急速なスピード感についていくのは、少々たいへんかもしれません。ですがここを乗り越えられるかどうかで、その先に大きな開きができてしまうでしょう。

ここ数年、日本では「所得格差」という言葉がひんぱんに使われています。国民全体の貧富の差が広がり、二極化しつつある、というのです。これを他人事のように感じていてはいけません。企業でも「変革の波に乗れるか乗れないか」によって、その先に大きな格差が生まれる可能性があるのです。

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最終更新:1/20(月) 12:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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