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米・証券取引委員会が発行する投資指南書の「示唆に富む内容」

1/20(月) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

金融機関の規制機関というイメージの強い米国証券取引委員会が、意外にも個人に向けた資産運用のガイドブックを出しています。たった32ページではありますが、その内容は「さすが投資先進国」と唸るほど、示唆に富んだものなのです。今回は、ガイドブックの内容をもとに長期投資の基本を再確認します。本記事は、一般社団法人日本つみたて投資協会代表理事の太田創氏が、長期投資成功のポイントについて解説します。

“Saving and Investing”という32頁のガイドブック

筆者はさまざまなセミナーに登壇することが多いのですが、立場上、やはり最近はつみたて投資や長期的な資産形成の話をしてほしいという依頼がほとんどです。もちろん資産形成の方法はひとつではありませんが、最も基本的なことだからこそ依頼が多いのだろうと考えています。

講演の冒頭で、必ず出席者にお聞きすることがあります。それは、

「幼少時に莫大な遺産を相続した人はいらっしゃいますか?」

「このなかで1億円以上の宝くじに当たった方はいらっしゃいますか?」

という2つです。

見事に(というか、当たり前ですが)挙手される方はいらっしゃいません。すなわち、当初から多額の資金で資産形成することはできない方がほぼ100%なのです。

なにもこれは日本に限ったことではなく、ビリオネアがゴロゴロいる米国でも同じです。最近はスタートアップIPOによって一夜でビリオネアになる人もいるでしょうが、実際のところそんな事例は稀有です。資産形成として一般人が真似をするものではありません。

それを見事に表しているのが、米国SEC(証券取引委員会)の “Saving and Investing” (貯蓄と投資)という32ページのガイドブックです。SECといえば金融機関の規制機関というイメージが強いのですが、個人に向けてこうしたガイドブックを出しているのは、いかな有価証券投資でも大儲けはできないことを示唆していると言えるでしょう。ということで、その内容を見ていきましょう。

<成功する資産形成の3か条>

 (1)資金計画を建てる。

 (2)(高利の)借金を返す。

 (3)できるだけ早く、つみたて投資を始める。

当たり前といえば当たり前ですが、金融リテラシーが高いと評されている米国でさえSECがこういった基本的なことを伝えているということは、やはり資産形成には基本が大切だということを示唆しています。

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最終更新:1/20(月) 8:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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