ここから本文です

高島屋の歴史的建造物内にホテル 大阪で百貨店とのシナジー見込む

1/20(月) 21:15配信

WWD JAPAN.com

高島屋は20日、昭和初期の百貨店建築として国の有形文化財に登録されている大阪・日本橋の「高島屋東別館」をリノベーションオープンした。核テナントとして長期滞在型ホテル「シタディーンなんば大阪」を誘致。訪日客が増加する同エリアで、かつて百貨店として営業していた歴史的建造物を活用したまちづくり戦略を進める。

【画像】高島屋の歴史的建造物内にホテル 大阪で百貨店とのシナジー見込む

東別館は古典様式にアールデコ調の装飾を取り入れた昭和の華やかな百貨店建築。これまで同社の事務所や倉庫、史料館のほか、外部テナントとして家具の展示場や結婚式場として利用してきたが、館全体の収益性を高めるため、賃貸面積を従来の約4倍の1万8000平方メートルに拡大した。目玉としてサービスレジデンス(滞在型ホテル)を世界で展開するシンガポールのアスコット社のブランド「シタディーン(CITADINES)」を誘致した。また史料館と自社事務所も装いを新たにした。建物の外観、大理石や天井、階段などの造作を維持しつつ、最新のデザインとコンテンツを盛り込む。

髙島屋の村田善郎社長は「まちづくりをグループの経営方針として掲げている当社にとって、東別館はこのエリアにおける重要な拠点。周辺の黒門市場やでんでんタウンには多くの訪日客が訪れているので、ランドマークとして発信していく。(近隣にある)高島屋大阪店は現在、免税売上高が約2割を占めるが、デリバリーサービスなどホテルと一体化することで相乗効果が高まることを期待している」と話す。

シタディーンなんば大阪は“ザ・デパートメント・ホテル”をコンセプトに、全313室を構える。キッチン、ランドリー付きの客室のほか、「キッズルーム」やキッチンとテーブルを備えた共有スペース「レジデンスラウンジ」などの施設を設けているのが特徴だ。最大2人が泊まれる20平方メートルのスタジオダブルから63~73平方メートルのゆったりとした2ベッドルームまであり、ビジネスから家族旅行まで幅広いニーズに応える。

1/2ページ

最終更新:1/21(火) 13:49
WWD JAPAN.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事