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橋本環奈 女優業は「全力で攻略するから楽しい」

1/21(火) 17:12配信

NIKKEI STYLE

■求められるものに応えるスキル

橋本の活動を見ていて感じるのは、その場その場で求められるものを的確に把握して打ち返していくスキルの高さだ。例えば『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)でお笑い芸人のきったん(根菜キャバレー)に「怒ったかんな! 許さないかんな! 橋本かーんな」というギャグをプレゼントされた際、その場で完璧にマスター。その映像が「かわいい」と拡散され、ネットには「マネしてみた動画」もあふれた。映画やドラマの現場でも、求められる以上のものを打ち返しているからこそ、作り手に愛され、起用が相次いでいるのだろう。

「あまりそこを赤裸々に語られると恥ずかしい部分ではあるんですけど(笑)、一応、それは意識してますね。基本的にどの現場でも、求められるものを出したいとは思っています。でも、求められるものをすべて出すのがいいかというと、違ったりするじゃないですか。求められるものを理解したうえで、でもこう出したほうがいいだろうな、とか、自分はこうしたい、とか。いろいろ考えて返すようにしています」

そんな橋本の19年を締めくくった映画が『午前0時、キスしに来てよ』(以下、『0キス』)だ。原作は、『近キョリ恋愛』で知られるみきもと凜の少女マンガ。スター・綾瀬楓との初恋を経験する真面目な高校生・花澤日奈々を演じ、片寄涼太とW主演する。

「私はもともとこの原作を読んでいたので、話を聞いた時は『え、私、日奈々っぽくないけどいいのかな?』と思いました。日奈々はおっちょこちょいで天然な部分があるけど、私にはそういうチャーミングさはない(笑)。だからこそ、自分の新しい一面を見られるんじゃないかと楽しみでした。

演じるうえで大事にしたのは『反応』です。この作品では片寄さん演じる綾瀬楓に日奈々が振り回されて、あたふたする場面が多いんですよ。その時に、ウブでコミカルな反応をする日奈々がかわいらしいので、シーンごとに原作に立ち返って、表情や動きを自分なりに落とし込んで演じていきました」

『午前0時、キスしに来てよ』真面目でピュアな高校生の日奈々が、国民的スターの綾瀬楓と出会いヒミツの恋をする…。みきもと凜の少女マンガを、片寄涼太とのW主演で実写化。共演は眞栄田郷敦、八木アリサ、遠藤憲一ら(上映中/松竹配給) (C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会

『0キス』では自由に行動したり、恋愛もままならないスターの苦悩も描かれる。老若男女に知られる存在となった橋本も、共感するところはあったのだろうか。

「私もやっぱり、人目を気にする生活ではあるなと思いますね。車の運転をしていても、誰かに写真を撮られていないかなと思ったりして、気疲れするというか。一時は気にし過ぎて、お店では個室じゃないと、とか、一番端の席に、とかもあったんですけど、そういうことを気にしていたらキツイしキリがない。原宿や渋谷を歩いていても、楽しめないんですよ。だからこの1~2年で、気にしないようになりました。むしろ周りが気にしてますね。『(自由に動き回る)環奈が心配だ』って(笑)。

完成した『0キス』は、とにかく胸キュンできる作品になっていると思います。でも突発的に胸キュンシーンがあるわけじゃなく、2人がいろんな苦しみを乗り越えていく青春モノとして成立しているので、ストーリーもしっかり楽しめる。同世代だけでなく、上の世代の方にも自信を持ってオススメしたいです」

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最終更新:1/22(水) 7:47
NIKKEI STYLE

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