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松浦弥太郎さんが贈るココロの処方箋「勇気が欲しいとき」

1/21(火) 19:12配信

25ansオンライン

肌にはコスメ、体にはサプリと、支えになるものを持っているけれど、ココロはどうでしょう? 新連載では、落ち込んだとき、気持ちがはやるとき…いざというときの処方箋を、松浦弥太郎さんが毎月用意してくださいます。

「勇気が欲しいとき」 ー勇気を出したあとの自分をイメージするー

失敗したって、何も失いません。あなたの手に経験が残るだけ

新しい年を迎えて大きなチャレンジをしたいと思っている方や、これまでの何かを断ち切って生まれ変わろうとしている方もいるかもしれませんね。一方で、心の中にそんな思いはあっても「私にはできない」「まだ早いかもしれない」「失敗したらどうしよう」などと思いとどまっている方もきっといるでしょう。今回はそんなとき、一歩踏み出す勇気を持ちたいと思っている方に向けて言葉を送りたいと思います。
踏み出せない、と言っている人にあえて言います、失敗を恐れず、行動に移してみてください。どんなものごとも、勇気を持って行動する以外に、変化も結果もやってきません。今、何かを手にしている人はみんな、その「勇気」を出したのです。もちろん失敗するかもしれません。でも失敗したからどうなるのでしょう? 案外、行動する前に戻るだけで、何も失ってなんかいないことがほとんどなのです。むしろ、目標と現実との距離感、そのやり方が失敗だということや、そのやり方の修正点、自分が補うべき要素などが見えてきたはずです。つまり、大失敗したとしても、学びしかないのです。
何かすれば失敗するかもしれないけれど、何もしなければ失敗はしない、と思っているとしたら、とても危険なことです。実は何もしないことが一番の失敗だということを覚えておきましょう。だって、何もしなかった場所からは何も学ぶことができないのですから。

行動できるまでとことんイメージ。そして、最初の一歩を踏み出そう

もちろん、誰だって経験のないことは不安だらけです。次に進むのが怖い、と踏みとどまるとき、何が怖いのかとひもといて考えると、その先どうなるのかイメージできないからでしょう。それなら、イメージすることに時間と労力を割いてみてください。もしも勇気の先に、いい結果が訪れたとき、自分はそこでどんな行動をとるのか、どんな気持ちで誰と過ごし、どんな人生が待っているのか。できるだけ具体的に想像してみてください。きっと少し、恐怖心が和らぐのではないでしょうか。
もし今進もうとしている「次の一歩」がイメージできないなら、手始めに、これまで勇気を絞った瞬間を思い出してみてください。その結果、何が起きたかを思い起こせば、勇気を出して前に進むことの大切さを感じるでしょう。
たった1回の勇気で、全てのサイクルが変わったり、大きな成果を得られたりすることはめったにないでしょう。でも1歩前に進めば次の1歩が見えてきます。1歩、1歩を重ねるんです。
そしてもうひとつ。何が起きても自分は自分である。それはどんなことがあっても変わらないのです。そのことはきっとあなたを支えてくれるはずです。
新しい年、ぜひ勇気を持ってチャレンジしてほしいと思います。国内だけでなく、広い世界を見て、イメージを膨らませてみてください。ワクワクしながら、一緒に前に進み出しましょう。

松浦弥太郎さん
まつうら・やたろう●『暮しの手帖』編集長を9年間務めたのちウェブメディア「くらしのきほん」を立ち上げる。2017年、「おいしい健康」共同CEOに就任。「正直、親切、笑顔、今日もていねいに」を信条とし、暮らしや仕事における、楽しさや豊かさ、学びについての執筆やラジオ出演、講演会などを行う。セレクトブックストア「COW BOOKS」代表でもある。

YURICO YOSHINO

最終更新:1/21(火) 19:12
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